尿路系ストーマ装具のパウチは尿をためすぎないことが肝要で、毎晩の就寝時にはナイトバック(蓄尿袋)を装着して寝ないとパウチが尿でいっぱいになった挙句、剥がれて中の尿をはじけさせると教わってきました。


成人男性の膀胱の蓄尿量は400mL〜600mLと言われているのに対して、パウチの容量はコロプラストのセンシュラで500mL。

ほぼ同じなはずですが、そもそも尿意を感じないのでいっぱいいっぱいにするわけにはいきません。


わたしは尿路系オストメイトになって3年半、パウチをはじけさせないように、小刻みに尿を捨てるようにしてきました。

また、飲み会のような「寝落ち」してのパウチ大爆発の危険性は認定看護師さんから、さんざんその爆発させた時の尿のにおいなどの恐ろしさを聞かされて来たのでレッグバッグを必ず装着するようにしてきたくらいです。


レッグバッグだと750mLのものがあり、この容量だとビールを飲んだあとの尿の量を考えても安心です。


ところが、ところが、

尿路系オストメイトになって初めて、パウチをはじけさせてしまいました。


これはその記録。



パドセブ中止とはっきり主治医先生から聞かされた通院日なので、2日前のお話。


いつものケモ室に寄ることもなくランマーク注射と薬の処方箋だけ受け取って帰るというイレギュラーな流れでした。


複数の診療科で受診したこともあり、たまたま病院システム不具合かが原因で処方箋がなかなか揃わず帰宅が午後遅くになってしまったのでした。


診察をいくつか受けて処方箋を受け取るだけで、本来は午前中には帰宅できるはずだったのが、病院待合室で数時間イライラしながら待たされたこともあり精神的にへとへと。


15時過ぎて帰宅。

リモートワークで「出勤」ボタンをポチ。

さすがに時短だとしても4時間勤務できるかなぁなんて考えながら、ベッドの中からパソコンを開いて午前中に届いてたまったメールの返信をしたり処理を始めました。

その後、オンライン会議1本、1時間。


そして、そのあとの記憶が飛びます。


ベッドの中パソコンを前にして、突っ伏して寝てました。

そうしたら、お腹が張って痛い。

痛むのです。


目が覚めました。


お腹に手を当てると、パウチが尿でパンパンにふくれあがっています。

パウチをお腹に貼り付けている面が、ふくれがったパウチに引っ張られて痛むというのがわかりました。


これはやばいやつ?


パウチが剥がれないように手で押さえながら、トイレにぬきあしさしあしたどり着き、便器の上で手を離した途端、

はじけました

バシャー〜っと。


便器の上から、便器の周り床まで尿をぶちまけ着ていたワイシャツ、ベスト、デニムのズボンまで尿だらけ。


もうね、頭がパニックになりながら、身体は冷静に動くのね。


まず着ているものは全て脱ぎ捨て真っ裸になったところを寒いけれど、カバンの中に常に入れている緊急用パウチ交換キットを手に浴室に飛び込みました。


浴室に飛び込みさえすれば、尿をこぼしても大丈夫!

まずは剥がれかけのパウチを剥がして、パウチ交換しました。


手慣れた作業なので、頭はまだパニックになってたのですが、テキパキと新しいパウチに張り替え完了。

ただ、4点式ベルトだけは交換キットに入れてなかったので部屋に戻ってストックしていた新品の4点式ベルトに交換完了しました。


新品をストックしていて良かった。


そのあと、尿をぶちまけたトイレの床など掃除。そこまでくると頭のパニックもおさまってきています。


実際には、掃除の際にシャワートイレの普段は触らないスイッチに手を触れてしまったかでシャワートイレを作動できなくなり、シャワートイレのリセットボタンを押して復旧させるまで頭のパニック状態が継続させていたのですが。


これが、パウチをはじけさせてしまった初めての失敗の顛末です。


用意してよかったのは、緊急用パウチ交換キットをいつも揃えてカバンの中に入れて持ち歩くようにしていたこと!

今回、初めて役に立ちました。


交換キットは、B5サイズ書類が入るプラスチック製ファイルケース(100円ショップで購入、ケースの大きさはA4サイズ)に、パウチ、剥離剤、洗浄剤とナイトバッグ(蓄尿袋)を折りたたんで入れただけのもの。


いつも外出する時には必ずカバンに入れて持ち歩くようにしているので、すぐに取り出せます。

これまで使ったことがなかったので毎回かさばるのは嫌だなぁ、正直言って面倒だなぁと思っていました。


でも、揃えて持ち歩くようにしていて良かった。