放射線照射は疼痛を減らす外科手術のような劇的な効果が期待できる方法ですが、同じ箇所に対して原則一回しか使えないこともあり使える手段としては温存してきました。


生涯で1回きり、そう考えると使いどころとタイミングを計算したくなります。

ここぞという時のためにとっておく、そんな最後の最後の隠し球。


まっ、言ってみれば

「痛みを取るためだけに、放射線照射をするのはもったいない」

というのが患者の私としての本音でした。


でも、今回、医療用麻薬を増やしただけでは取りきれない痛みに伴って現れた手や足の痺れだけは看過できない気がしました。


オキシコドンは、ベースであるオキシコンチンを1日あたりの量を30mgから60mgに増やしても痛みが取れず、さらには80mgまで増やしてとりあえず生活に支障がないところまできました。

レスキュー薬も2.5mg包は卒業して、5mg包だけになりました。1回あたりのレスキュー薬は、仕事してるときは5mgでベッドの中で痛みを我慢しながら頭を使う作業します。

夜に寝る時などの痛みを取るには、レスキュー1回あたり5mg包をふたつ、つまり10mgを服用します。これでレスキュー薬は日量だいたい40mgくらい。


オキシコドンとしての日量は、あわせて120mgになります。


痛みは取りきれないので、タリージェも今は日量10mgですが、体の耐性ができるのを見ながら増量する計画です。

これらは緩和ケア外来の医師に管理してもらえるよう、緩和治療の担当診療科の移行をしようとしているところです。


こんなふうに痛みのコントロールはできるかもしれないというのが今の状況ですが、痺れが出てきたのには患者のわたしはすごい危機感を覚えました。


がんが、いよいよ脊椎や腰椎の中の神経根に障害を与えるようになったのでは?


そう考えると焦りが生じました。


今回、このタイミングこそ、滅多に使えない伝家の宝刀を抜く場面であるはず!


そういうわけで、3日前の放射線腫瘍科の初診で医師から示された放射線照射計画に飛びついたのでした。


「痛みは高確率で取れますよ。」

「神経を圧迫している腫瘍(デキモノ)は取りきれないかもしれないけれど、小さくできます。」


これらの説明を聞いたら、もうやるしかないじゃない?

それも

「やるなら、今でしょ?!」

なのです。


そして、いよいよ準備スタート。

放射線治療室で、照射箇所へのマーキングするために通院してきましたわけです。


→(2)に続きます。

「放射線治療室デビュー! (2)印象はドナドナ、マーキングしてもらった。」