ゲームオタク、アニメオタク、ラノベオタク、まぁ、わたしも実はそんな「オタク」に分類される一員である自覚があります。
そんなところに分類されるものたちって、特定の知識世界にのめり込んで、その世界の中だけでひとり遊びができたりするところが特徴的だったりするわけで、まぁ、周りとコミュニケーションとれなくても自分の世界に閉じこもって遊んでいられて満足。
そんなオタクっぽい世界の中で、気に入っているライトノベルのひとつが
「マージナルオペレーション」(芝村裕吏)シリーズ
だったりします。
この作者の書き物の特徴としては、一つの世界を作ったらその世界の中でゲームのようにキャラクターをシミュレーションしていくところにあります。
まぁ、舞台装置を置いて、その中にキャラクターを配置したら、あとは条件に従ってキャラクターを動かすだけ。
そのキャラクターの動きを記録して、小説にしてると、まぁ、興味を持てない舞台装置だったら面白くもなんともなくなるものを、くどくどとよくもシミュレーションしたなぁといった内容だったり。
わたしは大好きな作品なのですが、あんまり他人には勧めなかったり。
さて、この「マージナルオペレーション」なのですが、シミュレーションとしての条件を、作品中で作者が何度も強調してたりします。
いわく、戦争というものは、
意見の不一致から戦争が始まって、
意見の一致で終わるべき。
そして、軍隊は暴力装置であるということ。
10年以上前の古い世界観ですが、この条件がいろいろと今の社会にドンピシャだったりします。
戦争が始まるのは本来、意見の不一致からであるべきだし、終わらせるための意見の一致を目指す努力をすべきなところが、いろいろとネジの欠けたキャラクターが世界をぶち壊していくわけで、だからこそ、傍観者のままでいいのか?というテーゼが成り立ちます。
いやね、自分の感情を殺すには傍観者っぽく振る舞うのが楽ちんなのですよね。ほんと。
でも、傍観者をやめるとなると、感情だけでなくいろいろのものと戦わないといけなくなります。
そんなことを、ラノベ引っ張り出しては、何度も読んで思ったりしました。
あまり、おすすめはしない作品ですが、わたしのお気に入りです。




