昨年に母を緩和ケア病棟で見送ってから、相続した公共墓地にあるお墓の片付けをしていました。


いわゆる、墓じまい。


公共墓地に借りた墓地は、安い金額とは言えわたしがいなくなったら遺す家族への負担になります。

そもそも、わたしすら会ったことも名前を聞いたこともない遠い親戚が入っていたりもしました。


わたし自身、お骨というものに執着が全くと言って良いほどありません。

そのあたり、かなり昔に亡くなった祖父も、遺骨は山か海に撒いてくれと何度も言っていたこともあり、その影響を受けているかもしれません。


そう、山に撒くか、海に撒く。


とても、いいじゃないですか。

わたしの気持ちとしては、やっぱり海。

撒くのなら、世界につながっている海がいいなぁ。


墓じまいをするにあたって、実際にしなければいけないことは2つ。

1つ目は、お墓を解体して、墓地を返還すること。

2つ目は、お骨を移すなどすること。


この2つ目の部分、海に撒くことができるのかと調べてみたら、葬儀社だけでなく散骨を専門にしているところがあるのがわかりました。


念のため法律も調べました。

弁護士さんに相談料も払って、助言ももらいました。


散骨自体は、厳かに取りおこなえば良いことがわかりました。

船を持ってる人であれば、自分で散骨することもできそうです。


その一方で散骨してしまうとお骨が手元になくなるので、散骨すると決める権利(祭祀権)はきちんと確認しておかなければなりません。

お墓を相続したからといって、その中におさめられているお骨すべての祭祀権があるかどうかは別の話。

散骨ではなく、お骨がどこかに移して保管するのであれば、将来トラブルになってもなんとかなる話ということも考慮しました。


わたしの場合、ようやく辿り着いた「墓じまい」完了まで、祭祀権の問題がないことを確認して、1つ目のお墓を壊して原状回復工事をする手続きと同時に、2つ目については海上散骨の代行委託をしました。


わたしの今の体力では船に乗って見送ることができそうにもなかったので、代行をお願いできるというのは心強かったです。


いや、本当。


今週までに、海上散骨をとりおこなった旨の報告書を受け取り、墓地の原状回復工事完了したあと返還の書類手続きまで全て完了!!


海上散骨の報告書には写真が添えられ、おごそかに海に散る亡くなった家族ひとりひとりの様子が記されていました。


おだやかな海でした。


非常に満足しました。

わたしも骨になったら、海に撒いてもらいたいと思いました。