楽しみにしていた旅行で、主治医先生に電話相談しなければ無理にでも出発していたつもりだった旅行スケジュールの最中です。
寂しさ半分、諦めが半分。
でも、改めて冷静になって考えると、ひとりで旅行に出かける体調でなかったかもと思い直しました。
実は、今日の昼食あたり、旅行中止で寂しこともあって外食にでもと考えたのですが身体が動きません。
だるいし、頭もふらふらするのです。
たとえて言えば、健常者が37.5度くらいの熱を出して仕事や家事をしてる時くらいの体調。
もしかしたら、実際に発熱する状態にあるのかもしれませんけれどね。
カロナールとNSAIDsをしこたま服用してるので、微熱なんてマスクされちゃってますから。
まぁ、そんな状態なので、昼食は冷蔵庫にあった保存食などを引っ張りだしてモソモソ食べたりしました。
味覚障害がひどいので、だいたい何を食べても味気ないことも寂しい原因だったりします。
さて、ひとりでそんな食事をしていますが、旅行に付き添ってくれる予定だった妻には今回特にお願いして北関東の家の様子を見てきてもらうよう頼みました。
わたしが行って確認したかったことを代わりに頼めるのは、私にとってはパートナーである妻しかいません。
ついでに、北関東についてきた娘の生活ぶりも見てもらって必要であれば相談にものってきてもらいたい。そんなお願いをしました。
わたしのこの病気が再発して治らないことがわかってから、私から妻への要望は、単に寄り添って欲しい。それだけ。
べったりではなく、適度に突き放してもらって、それでもわたしができないことは手助けしてほしい。
そんなリクエストをしつづけてきたつもり。
病気への対応は医師とわたしの間だけでほぼできるはずなので、生活面で適度に突き放してもらいつつ不足を補う。そんな感じ。
なんと言ったって、がんという病気のやっかいなことは、治らないけれど今の技術を駆使すればそこここ長く生きていられることはできるというところ。
そして、生きていることはできても、その中身が少しでも加減を間違うと生活の質がズダボロになるというのが厄介この上ないわけです。
そんな長く続く闘病生活なので、適度に突き放してもらわないと家族の中もボロボロになってしまうと考えています。
そんなわけで、まぁ、わたしは旅行できなくてちょっと体調も悪かったりもして寂しいわけですが、わたしの代わりに旅先で見たり聞いたりすることをしてくれるのがちょうど良いなぁと思うのです。
