抗がん剤のよく知られた副作用の味覚障害。
以前よりはやくやってきてます。
カレーライスがすでにカレーの味がしません。
味噌汁の味噌の味がわかりません。
あーあ。食事のうち美味しく感じないというメニューが増えてきましたよ。
さて、どうしよう。
こんな時こそ、心の持ちよう。
いっそ、ディストピアSFに出てくるような超管理未来社会での食事をしてるかのような、そんな想像をしてみます。
「こんな合成タンパク質な培養槽育ちの肉なんて、味気ないよなぁ」
なんて、つぶやきながらサラダチキンをつついてみます。
味がわからなくなってきたのなから、もとから味がないようなものに振り切ってしまえばいいじゃない?
ここは、テーマパークだと思い込もう。
抗がん剤のせいで味覚障害が起こるのが避けられないとしたら、もう、それはそれで楽しむ努力をするのが良いかなぁと。
「しっかし、それでも食事がうまく感じないぜ!」
「この未来ときたら、やっかいだ」
