盆休み3日目、カレンダー上でも祝日「山の日」なので自宅のベッドの中にほとんどこもっています。


ベッドの中で生活や仕事ができる環境として昇降テーブルやスタンド付きのテレビなどを揃えてきたおかげで、ベッドの中で生活は実は快適そのものだったりします。


ベッドの中で生活が完結できるようにしたおかげで、自室から書き物をする机を無くして処分してしまったくらいです。キャスターのついた昇降テーブルひとつで、ベッド上でも、椅子に座ってでも書き物をしたりパソコン作業をしたりできますからね。


さて、そんな一日の大半をベッドの中で寝てばかりなのですが、アニメ「薫る花は凛と咲く」を第1話から第5話までまとめてみました。


原作「薫る花は凛と咲く」(三香見サカ)は、ついこの間、最新刊の第18巻が出たところで高校生の恋愛や進路などの心の動きを丁寧に描いた作品。


アニメの方はというと、これがもう漫画原作を丁寧に丁寧に演出、脚本と構成が秀逸なものにできあがっていました。

息を呑むシーンがたくさん。間の取り方など本当に見事に構成されていて、原作で見過ごしていた描写を再発見させられました。


甘酸っぱい青春ものとして美しい作品なのですが、アニメを通して改めてゆっくりこの作品に向き合うと、こめられているテーマとして差別意識というものをいろいろ考えさせられます。


底辺校「千鳥」に通う主人公、紬凛太郎、お嬢様校「桔梗」に通う和栗薫子の会話、


「わたしは和栗薫子です。

そして、あなたは紬凛太郎くんです。

千鳥と桔梗なんて関係ない

他でもないあなただから

わたしは知りたいと思ったんですよ」


この会話だけだとよくある「身分を超えた恋愛」のようなテーマに捉えられるのかもしれませんが、実はこの作品はずっとこの互いをどう見るか、自分をどう位置付けるかがストーリーの根底に走らせています。


桔梗が千鳥を嫌っていることを知っているからこそ、千鳥の生徒は桔梗に関わらない。そういった態度をつくる心理が、差別意識の構造を相互につくっています。でも、登場人物たちはその構造に気が付かない。悩んで右往左往している様子を、ただ丁寧に丁寧に描かれていきます。


作品世界の舞台構造って、上手に隠されるからこそドラマになるんですよね。


そう考えた時に、ついついシェイクスピア作品の有名なセリフが頭をよぎりました。


to be or not to be


ベッドの中でいろいろ考えるにも良い作品でした。