前から気になっていた「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」(坂本龍一)を、やっと買ってくることができました。


気になっていたものの、自分自身の状態を考えるとページをめくることがためらわれたというのが理由だったりします。


でも、今の私のメンタル状態なら読めるかも。


そう、今なら読める。

買ってきました。


手元でパラパラめくったら、好きなところからつまみ食いして読めることがわかりました。


読みやすい。


手術後のせん妄の話。

わたし自身の体験、記憶と合わせて考えるとこれはなかなかに今日まで深いなぁと。


坂本龍一は竹本ピアノのコマーシャルに悩まされると言っていて、これは確かに悩むよなぁ。

なんだか悩ましい体験というところがポイントなのかなぁ。


でも、わたしの体験はどちらかというと楽しかった思い出だったなぁと、つい比べちゃいました。


私の術後せん妄はというと、いろんな哲学者や歴史上の偉人が尋ねてきて難解な議論をふきかけてくれるのうな内容でした。

そんなことあるわけないのに、とても幸福な時間でした。


また体験できるなら、そんな甘美な時間を持てたらなぁと。