今日から休暇をとって、自動車でのドライブを楽しんできました。
東京湾をぐるっと、アクアラインから館山道、京葉道を通って一周するようなことを初めてやってみたりもしました。
寒い日で、あちこちに凍結注意が出てたりもしましたが、ちゃーんとクルマに冬タイヤを履かせている私は偉い!
そんな、今日の夕方に立ち寄ったのは東京湾の反対側に移転したビストロさん。
移転後のお店に行きたいとずっと思っていたのですが、治療だのいろいろなスケジュールが邪魔してきました。
で、今日やっと、移転先のお店へ初訪問!
そうやって訪問できたおかげで、ゆっくり話を聞くこともできました。
なぜ移転したのかという話はもちろんのこと、移転前のお店の裏話をいろいろたくさん聞かせてもらえました。
その中で、ひとつ。膵臓癌で亡くなった職人さんの技術を引き継いで、この新しいお店でも出すようにしているという話題がありました。
うーむ。
もちろん、お店のマスターに、わたしの癌のことは伝えていませんが奇しくもそんな話を聞けるとは。
技術が失われる前に、その技術を習得したというマスター。
「癌で亡くなるという場合、技術を伝えてもらう時間はたくさんありましたからね」
そう、そうなのです。
その職人さんは癌と闘病しながら、技術を残すことができたということ。その技術を使い続けているマスター。
遺せるものは、ちゃんと遺すことができるのです。
帰り道、いろいろ考えました。
いろいろ考えさせられました。
自分の知識や技術を遺す。
わたしの場合、そんな大した知識や技術など持っているわけではありませんが、それでも遺すことには価値があるんじゃない?
そんなことを考えました。