近年のがん治療の教科書には、QoL向上、QoL維持という言葉がさかんに出てきます。


特に疼痛を抑える痛み止めの話はよく出てきていて、痛みをおさえることで生活の質(QoL)を高めることができるという文脈で説明されます。


その一方で、つい最近にも家族を癌で亡くした経験から、痛み止めを飲む段階に来たことで今度は痛み止めの種類や効果を考えることに進むんだなぁという意識がありました。


つまり、死ぬまで疼痛が無くならないから、痛み止めは種類を変えながらずっと飲み続けることになんだなぁと。


そんなわけで、疼痛を抑える薬を飲むことにかなりネガティブな印象を持っていました。


でも、いったん服用し始めると、世界が良い方にガラッと変わりますね。


痛みをほとんど感じないので、歩くのが億劫ではなくなります。外出するのも、ひょーいと出かけられそうです。


そんなところ、日曜日の午後、資格学校で勉強中の妻から連絡。

ご飯食べに行こう!


街の中のスペイン料理屋で待ち合わすることにして、食事に出かけました。


動くのに支障がない程度に痛みが抑えられているので、身体が軽い!


写真はイカスミのパエリア。うまかった!