オストメイトであることを忘れていて、やらかしました。

しかし、結果的に最悪な事態は避けられました。

この日記はそんな記録。


12月は忘年会シーズンです!


今年は出来る限りの忘年会に参加するぞと決めて、都内で企画された忘年会のためだけに上京しました。もちろん、上京したついでに北関東のマンションに寄って2日くらい職場にも顔を出す、そんな計画でした。


新幹線のS work車両の中でリモート会議を終業時間までこなしたあと品川で降りて、都内のオフィスで仕事をしていた同僚と直接お店に向かいほぼ同時刻に合流。


我ながら見事なスケジュール。見事なスタートを切りました。


忘年会は久しぶりに盛り上がって、2次会は気の置けない仲間とボトルを入れているお店へ。

あっという間に判断力を無くすほど酔っ払っていました。


たまにはいいよね?


自分をそうやって甘やかしたのが、間違いの始まりでした。


北関東まで帰りつくための終電ギリギリまでお店で飲んで、気持ちよくお店を出ました。酔っ払って判断力はなくしてますが、ちゃんと駅まで行けます。


うん、大丈夫。


で、その次に大きくやらかしました。山手線で反対方向の電車に乗り込んでしまったのです。

日暮里で乗り換えるつもりでいたのに、反対方向へ。


夜遅い山手線は混雑していて、聞き慣れない駅名のアナウンスにしばらく気がつきませんでした。

そして、気づいた時には二駅。


もう終電には間に合いません。

電車乗り直して、とりあえず日暮里までたどり着きます。


そして、その次にやったことは(これは失敗して良かったのですが)、帰宅できなくなったことで近所のビジネスホテルの空きを探すための電話をかけまくることでした。


うん、結果的にビジネスホテルはどこも空きがなかったのです。不幸中の幸い。


これが幸いだった理由はわたしがウロストミーなひとであること。

私にとっては寝る時には夜間蓄尿袋、ナイトバッグが不可欠。しかもお酒をしこたま飲んでるので尿の量も半端なく出るはずで、いったん寝たら朝まで目が覚めない自信すらあります。

そして、カバンの中には予備のナイトバッグどころかレッグバッグすら入れてません。


だって、完璧なスケジュールのもと、北関東の住居の準備万端なベッドに飛び込む予定だったのですからね。そちらにはきっちりかっちり準備してたんですよ。


えっへん。


うっかりそこらのビジネスホテルに飛び込もうものなら、ナイトバッグの用意も無しに朝まで寝ていたらパウチがはじけてホテルの部屋をおしっこだらけにしてしまうところでした。


それが不幸中の幸い。


結局、日暮里からタクシーに乗って帰ることにしました。


運良く私を乗せてくれたタクシーの運転手さんは、私のカバンにつけているヘルプマークに気がついてくれてあれこれ気遣ってくれました。


夜の高速道路を走って、ちゃんとマンションの前まで。


帰りつけて良かった。完璧に準備できてるベッドに飛び込めます。

そして、タクシー料金はクレジットカードで支払ったあと金額のことはいったん忘れることにしました。


障害者手帳を見せて割り引いてもらえる1割がこれほどありがたいことは、これまでにないほどでしたよ。


次はちゃんと気をつけよう。ほんとに。