「延命治療」の意味をいろいろ考えるようになりました。
ステージIV。
治療例がないため、とにかく試してみるしかないと受けている治療の目的は、延命と緩和。
そんな延命治療だけど、奇跡的にバベンチオによる治療がうまくいっていて癌の進行が抑えられています。
日々の症状としては、骨の転移のため歩くのがちょっと不便なくらい。杖をついて歩けば、まぁ、不自由はないわけです。
仕事もちゃんとリモートでできる範囲であれば、与えられた分はできてますしね。もっとも、家族が亡くなったあとのショックで今はまだ仕事は50%くらいですけれど。
そうやって仕事を続けて、普通に自分の足で歩けているのも「延命治療」のおかげ。
自分が延命治療の対象と言われるまでは、延命治療って瀕死の患者が残り体力を削って生かされるというイメージを持っていました。たぶん、私の周りもみんなそのはず。
でも、元気で歩き回って普通に食べたり飲んだりしている状態を長続きさせるのが延命なんですね。
しみじみ。
さて、そんな延命治療。私の場合、2週間に一度のバベンチオ投与を受けていて、今日が17回目。
点滴で投与してもらう外来のケモ室に入ると、周囲の患者さん、だいたいどのブースでもルート取るのが難しいという話がたくさん聞こえてきます。
血管細いとか、血管が逃げるとか。
例にもれず、わたしもルートを取るために大変だった患者のひとりでしたが最近ようやく確実に取れそうな血管が周知されたようで、だいたい1回目の挿管で失敗なくルート取ってもらえるようになりました。
頻繁に通うことで、スタッフさん達の方が慣れてきた?
まぁ、そのおかげでルートをとるのに私は私で、アクロバチックな姿勢をするべく身体をよじって姿勢固定して備えます。
足で踏みつけられた猫のような姿勢で、今日も一発でルートをとってもらえて無事に点滴完了。
まだもう少し、生き延びていけそうです。
