緩和ケア病棟に入院中の母の面会に行ったついでに、母の使っていた登山用の杖を譲り受けてきました。
病院のベッドの上で上半身を起こすことも難しくなってきたので、もう病院の廊下を歩くこともなくなったと母。
それならばと、これまで母が散歩に使っていた杖を譲り受けて私が使ってみることにしました。
わたしも主治医からは歩く時には転倒しないようにと注意されている上、この梅雨の雨が多い中、モタモタ歩いていて転ぶのが心配になっていたということもあります。
緩和ケア病棟で、母がこれまで散歩したご近所の話をあれこれ聞きました。
あそこのネコが元気だったとか、ワンちゃんがいつもほえるとか。公園でいつも見ていたユリの花がきれいだったとか。
そんな話を聞いた後、実家の周りをその杖をつきながら歩いてみました。
杖を使うと、歩くのが楽。スタスタ歩けることもわかりました。モタモタ歩いていても、周りが避けてくれます。
そうやって、杖を使いながら母の毎日見たかなと思うご近所の様子を見て回りました。