日曜日は実家によって母の世話をしている弟から片付けの様子を聞いて昼食したあと、病院へ行って緩和ケア病棟にいる母の顔を見に行きました。


緩和ケア病棟に入院している母の様子は気になるものの、自分もいずれお世話になるかもなんてことを考えると、緩和ケア病棟にいる母の様子を見に行くことをついついためらってしまいます。


世話をしてくれている弟に何もかも押し付けてしまっているのも申し訳ないと感じるのですが、それでも精神的にきつい。

その上、私自身の体調もあるので、結局、週末に実家に寄って弟とゆっくり話をしたあとに緩和ケア病棟へ弟と連れ立っていく時間をとるくらいがギリギリだったりします。


緩和ケア病棟の看護師さんたちは本当によくしてくれてますし、これからゆっくり死んでいく患者に寄り添ってくれることには感謝しかありません。


でも、片付けをする家族にとっては、なんともやりきれない時間が続きます。


実家の片付けについても、もう母は戻ってこないので少しずつ母の持ち物よ片付けを始めてるようなのですが、寂しいというか気持ちの整理が追いつかないですね。

そして、そのあたりを弟にすべて押し付けしまっている兄の私。


弟と2人でいろいろ話をしたあと、近所の中華料理店へ昼食へ。

うっかりラーメンを頼んだら、私自身は味覚障害でラーメンの味がわからずラー油をドボドボかけながら食べました。

それを見る弟の諦め顔。この兄が頼りにならないというか、この兄は治療中だから頼ってはいけないというようなムードを作ってしまいました。


そして、そんな微妙な空気の中、ふたりで緩和ケア病棟の母の病室へ。


母の様子はというと骨への転移が進み、身体を起こすのが痛みのせいでキツくなってきたようです。そのため、ベッドの位置を変えて、窓の外が見えるようにしてました。そんな母と家の片付けの様子や、頼まれている土地売却の契約の話をしたりしました。


こんなふうに人生の店じまいをしていくんだなぁ。