抗がん剤のひとつのゲムシタビン(ジェムザール)を点滴する際に血管が痛むこと、また1週間くらいしてかれその血管が腫れること。
これらはよくある話らしいのですが、点滴後から1週間以上たってから腫れ始めたので主治医に電話をして相談してみました。
その相談の結果、とりあえずはリンデロンを塗って様子を見るとして、皮膚科の予約をとってくれました。
そして、今日がその皮膚科の診察日。
大学病院の皮膚科は混雑していたのですが、予約時間すぐに診てもらえました。
結論を言えば、診てもらって良かったです。
まず、なぜ痛むのかの理由とメカニズムを丁寧に教えてもらえました。
理由とメカニズムは次のような感じです。
・ゲムシタビンはpHは低く(つまり酸性)、そのため点滴時には血管入れた際に血管の収縮などがおこり痛みとなる。
・点滴時の痛みは、温めて血管を拡張させることで防止しているはず。
・そのあと、pHの低い薬剤が血管および周辺組織にとどまると、そこが炎症を起こす。血管から周囲の組織に広がるのに時間がかかる。
患者として、対応は次のような手段が考えられる。
・点滴終了後は、薬剤がその場にとどまらないよう、血管を冷やすなどする。冷やすことで血管が縮みこむことで薬剤を押し出す効果が見込める。
・腫れることがわかっているなら、予防としてステロイドを塗っておくことで防止することが見込める。
ということで、すごく納得しました。
強めのステロイド薬も処方してもらったので、まずは安心です。
皮膚科のあと、腫瘍内科に立ち寄り主治医に報告。
心配していた原因がわかって良かったですね。と。
そう、不安が解消されるのは大事です。