第4クール目を開始するに当たって、診察室に入ると、

「今朝の血液検査の結果では、今日から次の抗がん剤を始めることに問題はありません」

と検査結果を説明されたあと、

「さて、議論したいことは…」

と、抗がん剤のうちシスプラチンのどうするか?という話になりました。

この「議論」と主治医が言うところが、研究者っぽくて好きです。


さて、シスプラチンの副作用がきつく出てきたことに対応するための、オプション(選択肢)は3つ。

1) シスプラチンはやめて、副作用の少ないカルボプラチンにかえる

2) シスプラチンの量を約8割程度に減らす

3) シスプラチンの量はそのままに、副作用対応の薬を増やす。


主治医の意見としては、2)で「シスプラチンを減らしても効果は見込めるんじゃないかなぁ…」のようでしたが、私の意見は3)「減らして副作用がどこまで出ないかわからないなら、減らさずに対応する方が良いんじゃないか」と。


合わせて考慮したのは、年末年始の病院が休みになるスケジュールでした。

さらに12月23日には、元教え子の結婚式に出席するための抗がん剤スケジュール調節もしたいし。


それらを考えたいと相談した結果、3)でいきましょうと。


副作用対応の薬についても、リスク説明などをされました。糖尿病発症のリスクがあるんですよね。ヘモグロビンA1Cの数値や血糖値が高いこともあって、これまで避けて来た副作用対応薬です。


たぶん大丈夫だろうと、万が一、糖尿病の症状が出たら連絡して対応することで乗り切ろうという方針でいきました。


あと、他にもいろいろ議論、相談して、今日から第4クール開始となりました。


第4クールday1はゲムシタビン投与で、明日のday2でシスプラチン投与というスケジュールです。