腫瘍内科の診察日でした。

これまでの検査結果を総合して治療方針の提案があり、たくさんの議論をしました。

腫瘍内科の主治医は「議論すべき点は」と、何度も論点の整理をしてくれました。


腫瘍放射線科や整形外科の意見も総合すると、

骨転移の影響は今のところ軽微で、今すぐ放射線治療などをする必要はまだないと判断しました。


つまり、全身転移はし始めたものの、まだ体力もあるし、いろいろ試せる段階にあるとのことでした。


治療法の文献検索した結果では有効な治療法は見つからなかったものの、抗がん剤治療を施した実施例があるとわかりました。


リファレンスとった試験ではなく単なる実施例だとしても、抗がん剤やってみる意義はありそうです。


でも、実施するのはゲムシタビン-シスプラチン(GC)療法です。


「〜プラチン」と名前からわかるようにプラチナ系(白金系)の殺細胞抗がん剤は、正直いって嫌だなぁ、避けたいなあという気持ちでした。


私の家族が10年ほど前になりますが、プラチナ系の抗がん剤で苦しんでいるのを見ていただけに、うん、やっぱりいやだなぁと。


主治医にその旨を話すと、今は対処もできるので10年前とは状況が違うし、入院せずに通院だけでやってますよ。と。


そっか。いまは軽いのかぁ(棒読み)


で、通院にしますか?入院にしますか?と聞かれたので、妻とその場で相談して「やっぱり入院にしてください」というのとにしました。


泌尿器科だと、間違いなく入院しての治療だし、どんな副作用が出るかわからないので少なくとも最初の1回目くらいは入院して管理してもらいたい。


通院治療に移った後は、木曜日にゲムシタビン、第1週目の金曜日にはシスプラチンを投与して、土日はほぼ自宅で寝ていて、月曜日あたりから起き出せるかもという感じの繰り返しになるとのこと。

これを第2週、第3週と繰り返し、第4週は休薬して体力(免疫力)回復でひとつのコース完了。

これを4コースなので、12月までこれを続けることになります。


気乗りしないけれど、やっておくなら今の体力あるうちにと言われて、あれこれ持っている材料と合わせて主治医と文字通りの「議論」をしました。


抗がん剤が効くといいなぁというのは確かにあります。そして、抗がん剤の効果があれば維持療法である免疫治療に移れるかもしれないという期待がもてます。

さらには、4コース終わるまでには、遺伝子パネル検査で何か有効な治療法が見つかるかもしれないし。


そう考えると、殺細胞抗がん剤であるゲムシタビン-シスプラチンによる治療を試しておくのはこのタイミングでしかないかもね。


嫌だなぁというのが半分、他の選択肢も考えると仕方ないかというのがもう半分。