膀胱を取っちゃったので、尿を蓄めるための装具をつけて生活しなければいけません。尿の出口(ストーマ)をウロストミー、尿路ストーマと呼び、ストーマを覆うようにパウチと呼ばれる袋を貼り付けて生活します。


5月21日

手術後5日目、パウチ交換をしてもらいました。初めての交換なので、面板と呼ぶ皮膚に貼り付ける板を交換のたびに丁寧に剥がさなければいけないことなどを解説してもらいました。

自分でやってみるのは、次回の交換時に専門看護師のレクチャーを受けながらということで、この日は、見てるだけです。

今はストーマから2本の管が飛び出ていて、それをうっかり、抜くと高熱が出てとんでもないことになる上、手術が必要だと説明されたのがまずは怖くて怖くて、ビクビクしながら交換の様子を見ていました。

貼り付ける時には、お腹のシワを伸ばして綺麗に貼ります。


なるほどなぁと。位置決めが難しそう。


そして、その夜中、さっそく尿漏れ初体験してしまいました。パウチがきちんと貼れてなかったので、貼り直しや布団からシーツ全ての大交換してもらいました。


漏れると、周りが尿でびしょ濡れになるということは、

「失敗するとえらいこっちゃ!」

という教訓になりました。

 自宅に帰った時のために、介護用の防水シートを注文しておかなきゃ。



5月23日

専門看護師による装具レクチャー第1回目でした。尿漏れ体験の話をすると、外来でのいろんな事例を教えてもらいました。その専門看護師は本当に経験豊富な方で、ストマの最大のトラブル源が「臭い」であることをきづかせてもらいました。


臭いの問題というのは、自分の指や手についた尿の水滴が、身につけているモノに付着させたりすることが原因で、家庭や職場ににおいをつけてしまうことです。

つまり、気をつけておかないと、

「あの人、なんだかオシッコくさいよね」

みたいなことに、知らずになってしまいそう。


オシッコの水滴をあちこちに付着させないようにするためには、まずは飛ばさないこと、手洗いなど付着したのを取り去ること、あと、においがついたら、換気などでにおいをこもらせないこと。



退院したらトイレのドアや、自分のベッド周りは頻繁にアルコールで拭くようにしなきゃ



ケア用品についても、いろいろ教えてもらえました。ケチらずに使うべきなのは剥離剤。皮膚トラブルを避けるのは、剥がし方。

次にきちんと、ストーマを洗うこと。そのための洗浄剤は市販の赤ちゃん用ボディソープなどで良いなど。

 ドラッグストアで簡単に入手できるものを教えてもらいました。ミノン全身シャンプー。「泡」タイプを買わないといけないというところが肝心で、間違えて液体タイプを買ってはいけません。



初レクチャーはこんな感じ。

装具を購入する代理店への登録や、各種の試供品をもらって、情報の量としてはかなり過剰。

今日だけでは、覚えきれません。

自分でできるようになるまで、だいたい皆は2ヶ月くらいというので、少しずつかなぁ。