わたしの回復が、病棟のスタッフが考えている予定より遅れたようで、高機能病室HCUには次の患者さんが入るギリギリまでいることになりました。つまり言い換えると、HCUから追い出されて一般病室に移されました。

まぁ、ひとりでベッドから降りれず看護師の助けが必要か今の状況では、HCUでも一般病室でも変わらず寝ているだけなのですけれどね。

これは、そんな寝てるだけの日の記録。



わたし自身は今日も一日へたばっています。予定していた流動食開始は延期して、造影剤CTとって様子みようと回診の時に言われました。CTとレントゲンは、ほぼ、歩けないゾンビのような状態で、看護助手さんに車椅子に乗せてもらい連れていってもらいました。


そのあと歩くリハビリしました。今日は10メートルがんばって歩きました。(昨日は5メートルだったので、倍です)

ベッドの上で上半身を起こすことすら、まだナースコール押さないといけない一方で、立って歩く筋力の回復が際立っています。


すごいね。自分をほめてあげたい。


少し動くと、また熱が上がり始めたのでうつらうつらしてしまいます。


一般病室に一晩だけど移ったおかげで、久しぶりの「日常感」を味わえました。他の患者さん達とそれぞれの看護師さんとの会話を聞けるのが、何となく新鮮。

奥の人は抗がん剤治療中、向かいの人は手術日が同じだった人。ひっきりなしに昼間は賑やかなので時間感覚は取り戻せそうです。いびきが大きな患者さんがいたので、持ってきたノイズキャンセル機能付きイヤホンが役に立ちました。



今日のCT検査結果等から、順調に回復してるとの判断されました。明日の朝から流動食はじめます。

ようやくです。


そういや、HCUで寝てる時の回診時に、おならが出たら報告するようにといわれたことを思い出しました。回腸を切り出した残りを繋いでいるので、繋ぎ目が詰まらずに機能してるかを判断するのに、おならだったわけです。なかなか出なくて、主治医から「おならはまだか」「おならはまだか」

と催促されたなぁと。


そして、おなら出たことで、回腸が無事に機能しているという手術後の関門を越えたことが分かったわけです。

そうやって関門を越えていくんだなぁと、しみじみ。


おならが出たことを、もっとお祝いしておけばよかった。