手術の当日の様子を、思い出しながら記録しています。


朝早くに目が覚めて、6時30分から手術室に入るための準備をさせられていきました。


7時45分には準備完了したので、外の風景をバックに自撮り写真を撮るためにラウンジで過ごしたりしました。その時間帯は、他の患者さん達は朝食の時間帯で、ひとりでベッドにいるのもなんだか寂しかったということもあります。


8時20分に病棟で家族合流。と言っても妻だけだけど。頑張ってとか、たぶん、そんなことを喋った気がします。あとは障害者手帳の事務書類を頼むとかかしたかなぁ。

眼鏡を病棟看護ステーションに預けてしまっているので、妻の顔はボンヤリとしか見えてなくて、眼鏡は手術室の前までかけてから預ければ良かったかと思ったりしました。


8時30分。病棟看護師の誘導で、手術室階までエレベーター、そこからテクテク歩いて移動しました。手術室エリアで、本人確認、家族とはお別れです。

ドアが閉まるまで、妻に手を振って別れました。


手術室エリアに入ると、雰囲気はやっぱり工場。つい2ヶ月半前に手術した北関東の大学病院とはつくりは違うものの、たくさんのパイプなどがある廊下を歩いて手術室に入りました。


手術ベッドの上では、これから受ける手術が何か?という質問を受けました。

「膀胱全摘と回腸導管」

そう答えて、しばらく待たされたのち、全身麻酔。


数をかぞえて、麻酔がかかります。


感覚としては、数をかぞえたすぐ直後。

「終わりましたよ」

「名前言えますか?」

あとは、耳元でガチャガチャうるさい音。

とても寒くて身体が震えます。

「体温32度」とかの声が聞こえて「◯◯を起こしてます」との大きな声。


身体が持ち上げられてストレッチャーに乗せられるのを感じて、ゴロゴロ運ばれていく感覚。


「ICUに着きましたよ」

など、状況を耳元で説明してくれているのですが、ほとんど頭に入ってきません。

とにかく寒い。苦しい。身体がガタガタ震えっぱなし。


電気毛布が巻き付けられ、温められます。


しばらくして、少し楽になった気がしたところで、意識をまた失いました。


[あとで妻から聞いたことの記録]

20:00頃から家族控え室で待機していました。

21:50 主治医から手術終わったと告げられました。


[あとで主治医から聞いたことの補足]

予想以上の出血があり、アリブミン輸液を実施するなど手術時間が長くなりました。