入院した日の日記。ほとんどスマホに書き留めていたものに、家族とのLINEのやりとりから補完しています。
入院しました。明日のTURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)の説明を受けて、準備しました。
手術は午前中の患者さんが4時間の予定で、その次と説明されました。おそらく昼過ぎになると思うと。手術後は土曜日朝まで安静。排便は介助付き。カテーテル付で、血尿がある程度治ったら退院できるとのこと。
売店のカートが病室に回ってきたのでコーヒーだけ購入。
(妻にこのカートのことをLINEしたら、故郷の大学病院ではそんなシステムはなかったと言われました。病室を回ってくれるカートサービスは便利)
でも、T字帯を買っておく必要があると言われて、玄関の外のコンビニへ買い物に行ってきました。外との温度差がすごい。中は28度なのに外は7度。入院時に着てきた上着があって正解。
病院の外のコンビニでは必要なものがだいたい揃うと分かりました。明日は寝たきりになることに備えて小さな水のボトルと、テレビのイヤホン、歯磨きできない代わりの歯間ブラシなども買いました。せっかく出たので、病院内にあるコーヒーチェーンのコーヒーを買って戻りました。
明日の説明ききました。明日の夜は寝たきりかと思いきや、座れるくらいはできて、夕食は少し出るとのこと。歩くのはいっぱい管がついてるので介助いるとのことで、基本はベッドの上。
五月雨式にくる説明と、同意書へのサイン祭りでした。
談話室に置いてある資料やパンフレットをいろいろ読み始めてます。抗がん剤治療の最中、一般的には断続的に仕事はできるものみたい(体調不良の日に会議出れなくなるとかの体験談とか、しんどい時には1日に数時間しかメール読めないとかの体験談もあるけど)。土日に抗がん剤でほとんど寝てて、平日は起きてるパターンとか。「職場と相談せよ」との結論だけど、これ確かに治療計画わからないと相談しようがないです。
あと、ガンの知識を復習するためにKindle本を一冊読みました。まぁ、死ぬことはないとしても、この後をどう生活していくかが大事だよなぁと。
「がんを告知されたら読む本」では、癌では死なない、痛いのは癌のせいではないなど、治療にあたっての癌との向き合い方を確認できました。
そのために、まずは自分の癌の正体を正確に知ることが大事とわかったところで明日の手術があると再認識しました。
シャワーも浴びたし、下剤も飲んだ。準備万端なはず。
さて、消灯時間です。泌尿器科の病棟は入院患者の年齢層も高く、たぶんこの部屋で一番若いのが自分だろうなぁと思ったりしてます。

