過去の日記帳を引っ張り出してまとめていますが、この日(2022年2月18日)の記憶があまりないことにびっくりしています。ショックを受けたことが日記に記録してありますが、今となってはこの程度のことでショックを受けたのかという気分だったりします。

外来診断日。検査結果を知らされる日でした。


結論から言えば、最悪ではありませんでしたが、楽観的な状況より悪かったです。


12時半という予約から待たされること1時間半。診察室に入ったのは2時頃でした。主治医となる担当は、若いけどしっかりしてそうな医師でした。

「どのように病状を把握していますか?」といきなり質問を受けました。

なので、肺に転移疑われるからCT受けたこと、

リンパ節に転移疑われるからMRI受けたこと、

他組織に浸潤が疑われる癌であること、

全摘出が必要であることと自分自身が認識していることを答えました。


それをうけて医師は、回答した順番に従って説明してくれました。箇条書きにすると、次のような内容。

・転移は認められていない。(この説明は本当にうれしかった)

・他組織への浸潤については、深刻な状況で、前立腺へ食い込んでいる。もしかすると前立腺癌の可能性もあるが、腫瘍マーカ見る限り、可能性はないと考えている。


そして、治療について、どこで受けたいか?という質問されました。

私はこの質問の意味がわからなかったので、どの程度の期間が必要になるのか聞くと、最低限でも半年以上との答。

つまり、病理検査したら癌と診断されるだろう。抗がん剤治療に1週間入院3週間通院を1クールとして、3~4クール必要だろう。その後、膀胱摘出手術と入院に1ヶ月くらいだろう。リハビリに数ヶ月かかって日常に復帰するだろう。とのこと。


特に、抗がん剤治療は一人暮らしだと厳しいらしい。そこで、故郷の家族の元で治療を受けたい旨伝えると、病院にあてがあるか?と聞かれました。

家族がかかっている故郷の町にある大学病院の名前や、公立の大きな病院の名前を答えると、「大学病院がよいですね」との答え。


そして、病理検査後に故郷の大学病院へ紹介状を書いてもらうことを前提に、来週の手術について説明を受けました。

「病理検査だけにしたいが、それでよいか?」と。

つまり、癌がでかすぎて、TURBTでは取り切れないし、負担も大きい。検査のための組織採取だけで良いかとのこと。

それで良いと返事したので、手術日は来週金曜日とすぐに決まりました。そうすると、その前日から入院して、月曜日には退院できるだろうとのこと。

その後、通院診察。おそらくは3月11日には検査結果出るだろうと。


手術後のリスクとして、感染症は高熱が出る場合はすぐ連絡する。また、血尿がしばらく出るが薄くならない場合も連絡するようにとの指示を受けました。


かなりきつかった。


麻酔科の診察。体重やら身長を計って、説明を受けました。看護師からの事前説明では全身麻酔とのことでしたが、医師の説明では下半身だけの麻酔とブロック麻酔だけだということでした。

それでも必要な場合には、全身麻酔に切り替えると説明されました。全身麻酔の場合は気管に挿管するので歯がぐらぐらしてないか聞かれました。歯の治療がすべて終わったところで良かった。


4時。頭が痛いというより気分悪い。そういや、麻酔科での血圧計った時に、脈拍が130くらいだった。ドキドキしっぱなし。

入院決定の電話が4時~5時の間にかかってくるというので、駐車場の自動車の中で待機することにした。病院の待合室にいると病気になりそうだ。



4時20分ころ、電話かかってきて、入院確定する。安心した。

車で帰路につく。途中、再度電話かかってくる。今度は手術日の確定という。こちらはわかっていたとのことなので了解。ただ車の運転中というのは困った。自動車にとりつけたスマートフォンフォルダとスピーカモードのおかげで会話はできるが、メモとかできない。


メモを書き留めるために自動車をとめたついでに、職場の上長に電話。半年以上かかること伝える。あとで、現時点でわかっているスケジュールをメールも入れる。


頭がぼーっとする。

夏以降か。故郷に帰って、長期間、賃貸マンションを空けるとする場合、どんな手続きなどが必要だろうか。