どこかのタイミングで整理しておきたいとずっと思っていた日記に、ようやく手をつけることができるようになりました。


毎日の仕事と生活に精一杯な中、記録やメモは残す努力はしてきたつもりの一方でまとめるという作業はせずにきたというか、あまり必要性を考えないようにしてたわけです。


でも、そろそろまとめておかなければという気になったのは、職場の産業医との面談で「今後、どのような働き方、生活をしていきたいか?」と問われたことがきっかけのように思います。


主治医との相談では、癌に対応する方針として、いかに延命し、症状を緩和し、これまでの日常をつづけるか?といったことを考えてきたわけですが、「じゃぁ、働き方の中身は?どんな生活をしたい?」とまであまり考えてなかったなぁと。


そんな中で、一度、いまの状況を振り返ってみようと日記帳をひっくり返し始めたことになります。


で、いざ始めてみると、たった2年なのに予想以上に覚えていないことがいっぱいありますね。日記帳には残してないけれど、家族とのLINEなどを見ると実にたくさんのやり取りをしてます。

自分の病気以外にも、たくさんの大変な出来事が混ざって起こっていて読み返すだけで、当時の感情に引っ張られてそのまま帰って来れなくなるような気さえします。


その中で、やっぱり、家族や職場の同僚達の支えがあったんだなぁと改めて感じたり。

日記帳を引っ張り出す時にも、闘病記録よりも、そういった周囲の支えを思い出していきたいと思っています。