女子高生の観察その2をかこうとしたが、キラキラ四人組よりじろじろみてんじゃねーよ、というありがたいお言葉を頂き、精神的ダメージを被ったので、心の休養していた。

休養中に、私は我が心の平穏のためにアルム療養を実践した。


アルム療養とはすなわち、日本の巨匠高畑監督と宮崎監督がタッグを組んだ若かりしときの名作 アルプスの少女ハイジ を金にあかして全巻レンタルし、標高を少しでもアルムに近づけるためにクッションを積み上げてつくったマハラジャの椅子で、時に涙し時に笑い、ハイジの成長を見守るといったありきたりなプログラムである。


ハイジはよい。何度みてもよい。裸足のハイジが破傷風にならないかが心配だが、それをさしひいてもよい。名作中の名作である。


が‼昔は気づかなかったが、アラサーとして見過ごせないとあることに気がついた。


ハイジのアルムでの食事は、おじいさん特製チーズにヤギのミルク、干し肉、たまご、少々のじゃがいものはいったスープ、バターたっぷりのパン


豊かな自然の中でハイジは健康そのもの。

しかし、まてまて!

野菜は?野菜はどーした。ハイジ、野菜はどーした!

我々のイキル現代社会では、野菜を食べろ野菜を食べろ食べろ、食べれなければ青汁を飲め、グリーンスムージー万歳、というまさに野菜マンセーの世。FANCLやらDHCやらから野菜さぷりまででる始末。

が、ハイジたちはヤギには青草をたんとたべさせているが、本人たちは乳酸菌マンセーであきらかに高タンパクな毎日である。若いハイジはまだよい、だがおじいさんがこのままチーズづけの日々を送っていれば先は短かろう、、、


なのに!なのに!

クララはたった。
クララはたったのだ。

野菜をたくさん食べていたフランクフルトでは車椅子での生活だったのに、クララはアルムにきて、ハイジやペーター、おじいさんとの笑顔溢れる精神的解放感、アルムのマイナスイオン漂う暖かい日差し、そして乳酸菌マンセーの食事とリハビリで


クララはたったのだ。


ここでひとつの仮説がなりたつ。

~乳酸菌は野菜を凌駕する~


現代人は野菜をとらねば!野菜は体に良い!となぜだか洗脳されているが、高畑監督宮崎監督がアルプスの少女ハイジを通して本当に伝えたかったことは

~乳酸菌は野菜を凌駕する~

ではないだろうか。



クララがこのまま乳酸菌マンセー一派にいれば、三点倒立する日も近かろう。


我々人間は、生まれいでた時には確かに乳をのみミルクをのむ。免疫をやしない生きる糧を身につける。が、いつのころからか野菜を食べなさいよ、好ききらいせずにピーマン食べなさいね、と野菜マンセーの精神をすりこまれ、きづけば野菜=健康、という思想の渦にのみこまれている。


今一度初心に戻り、母なる乳の偉大さについてよくよく考察してゆきたいとおもう。

今、乳酸菌VS野菜の戦いの火蓋はきっておとされた。


軍配はとちらにあがるか実に見ものである。











ファミレスでの女子高生4人組の観察、及びその考察~その1~


先日、この世にはなにをしても許される、流行は自分たちが作り発信している、まさに自分たちは無敵だ、とたかをくくっているらしき4匹のキラキラした生き物に遭遇した。まさに未知との遭遇。私とその生物達との距離約1m半。行動、言動を観察するのに最適な距離。こんな機会はなかなかない、ありがたく観察させてもらおうと思い、その生物を2時間半に渡り観察し自分なりに真面目に考察したので、ここにその記録を残そうと思う。


舞台はサイゼリア。4匹のキラキラ生物は、2.2で、向かい合って座っている。通路に投げ出された鞄にはもれなく熊がついている。これまたやたらキラキラした熊。そのやたらキラキラした熊達は、力なく通路に寝転がらねばならない未来を、おそらく製造時には全く想像していなかったことであろう。1寸先は闇とはよくいったものだ。ちなみに鞄は通路の1/2を占めているが、もはや彼女達的にはそこはもう自分たちの私有地なのであろう。

その生物達の会話に耳を傾けて注意深く観察する。

A ってかさーまじありえんくね?キモイって。うぜーよなーあーゆうタイプ

B あーかなりぐいぐいきてたよねー。自分のツラみてみろってての笑

A あーメロンソーダのみてー

D あ、もってくるよ、みんななにがいー?

A だからメロンソーダだっつの。耳ついてる?

B Aキツイな、ウケる。ウチオレンジ。

C あたしはレモンティー、サンキュー!

D わかったー


ここまでの会話で、この4匹の力関係は
A>B≧C>Dということがわかる。

ちなみに内心 (うざいのタイプは間違いなくAよ、おまえだ。セリフは君の自己紹介かい?わざわざありがとう。非常に端的でわかりやすい自己紹介だったよ。そしてBよ、お主はAのイエスマンか⁈ 自分をもて!Cよ、君は必死にこのグループカースト第3位の座を死守しようとしてるだろ?もうその必死さに胸熱。D、気の弱さはサバンナでは命取りだ。 弱いものは淘汰されるのがサバンナでの掟書。 気を強くもて!少女よ、大志をいだけ!)

さらに観察を続ける


Dがドリンクをとりにいっている間の会話

A あーおっせ。秒でこいやー

C D とろいからこぼしてそう

B つかコテ忘れたかも!ない!やべー

A アホがおる笑 貸すし~ つかDなに飲むか予想しん⁈

B ウーロンっしょ笑 ダイエット中だし

A 意味ないのにね笑 ウケる

C パンダ目になってない?みて?


どうやら4匹はいまからおめかしタイムに入るらしい。かしまし娘たちの塗装及び整備、カスタムから一寸たりとも目を離せない展開に、ニヤつく心を抑えきれない。笑をかみ殺すのに必死で、いつもよりパスタを巻く我が右手が持つフォークの回転が早くなる。例えるなら、トリプルアクセルからのトリプルルッツのコンビネーション、そしてリプニツカヤもびっくりのスピン並にクルクルクルクルー。はたからみたらものすごくせっかちな女にみえること請け合い。しかしこの未知との遭遇を前に、ついつい前のめりにになってしまう己を抑えることができようか、いや、できるわけない。

内心 (にしてもその場にいないDを悪く言いあうのは、どういう思考からだろう。連帯感がほしいからだろうか。熊だけじゃたりないのか。Dを自分たちより下にみることで、優越感と連帯感を感じているのであろうか。いまのところCはまだDについて悪く言っていないが、それは悪口に参加したくないからから、己の塗装具合に興味がいってるからなのかどちらだろう。実に興味深い。)

ここでついにDが4つのコップを手に帰還してきた。

脳内バックミュージックはもののけ姫。はりつめ弓がふるえる。今後の展開への期待で周りの人間がこだまにみえる。カタカタカタカタいいながら首を傾げている。ああ! はりつめる。母さん、私今、はりつめてます。

その2につづく








日本一有名なカップルは誰か、について真剣に考察したいと思う。

天皇皇后両陛下か?ちがう、幼稚園児たちはおふたりをよく理解していない。では誰か。

地下鉄に乗りながらじっくり考えてみる。まわりを見渡すとあらゆるカップルが、あるものは互いを見つめ、またあるものは二人でいるのに重さ数百グラムの文明の利器に見入っている。否、魅入っている。かなしきかな文明。

途中なんちゃら駅についた。乗ってくる人達の中にイケメンを見つけた。思わず口角があがる。イケメンはまわりの女性の表情筋トレーニングにも役立つのか。新たな発見だ。イケメンセラピーと名付けよう。

ふとイケメンの背後をみると、、、

いたー!いたー!あの人達だ!あの二人こそ日本一有名なカポーだ!老若男女誰もが知ってる、日本はおろか世界から注目されつづけている二人だ。

トイレのマーク。肩幅の広い頼りになりそうな彼氏と、顔を大抵赤らめひっそり佇む彼女。お似合い極まりない二人。彼らこそが紛れもなく日本一有名なカップルに違いない。

が、よくよくトイレットカップルについて追求してみると、昭和初期の清い男女交際に思わず涙がでそうになる。男女7歳にして席を同じくせず。まさにその通り。(6歳だったかもしれないがそこの記憶は定かではないがまあ数えか数えじゃないかの差だ、どのみち対した違いはあるまい。)

彼らは手も繋がない。長年連れ添っていつも寄り添っているが、決して互いに触れ合いことはなく、言葉も交わさない、視線も交わさない。ただただひっそり寄り添いまっすぐ前を向いている。もちろん彼らも人間だ、たまには一人になりたいときもあるのだろう。プライベートは大切だからな。しかし彼らは別離する瞬間ですら近距離だ。部屋は違えど壁一枚隔てただけで、互いを感じ取れる距離から離れることはない。そしてまたかならず二人は互いに歩み寄りまたいつもの距離感で雛人形のように佇むのだ。

我々人類は長らく彼らを見守ってきた。どこへいっても自然と彼らの姿を探し、見当たらない心配と不安で冷や汗ものになるほどに。

彼らの存在は我々に確かな安心感をくれる。それこそ真実の愛ではないだろうか。揺るぎない愛。現代人が何処かに忘れてきてしまった、言葉をかわさずとも連絡をとりあわなくても互いを心から信頼しあう、平凡だけれど確かな愛。

ああ、さっきのイケメンが斜め前の席に座った。ウォークマンから音が漏れている。トイレットの紳士ならそんな迷惑な真似はすまいに。残念かなイケメン。上がった口角がもどり口がへの字になる。は!これも表情筋トレーニングの一環か!恐るべしイケメンセラピー。

爽やかな車掌さんの声がする。いい声だ。まるでいい旅夢気分だ。ありがとう車掌さん。彼の情報によると、どうやら次が我が目的地らしい。さらばイケメン。ありがとうイケメン!


追記
目的地につき顔をあげたら、やはりすぐにあのトイレットのお二人がいらっしゃった。思わず目が細まったのは、近眼の影響だけではないと私は思った。歩き出す靴のかかとの音がいつもより心地いいのは、真実の愛に触れたからかもしれない。

初春の風が私の頬を優しく撫でた。春が近くまできているのだ。