父が死んだ。
あっという間だった。
緩和ケア病棟の緑の池の前の気持ち良い部屋で
2週間ご機嫌に原稿を書きながら過ごした後
体調が落ち着き1週間家で過ごしていた。
大福もちも食べるし、大好きなすき焼きも食べた。
4日前 少し息が苦しいと言い出し、やっと嫌がっていた酸素吸入を付け始める
3日前 夜中から朝方にかけてかなり息が苦しくなり七転八倒したそうだ。
2日前 早朝、訪問看護の人と相談し、救急で緩和ケアに戻ることに
リンデロン点滴、モルヒネ注射で呼吸は少し楽になったのを見届け
午後、レントゲンに異常がない事など担当医と話してから、母と家に戻る
昨日 早朝、呼吸が荒く病院に来るように電話を受ける
病院につくのを待たずして、呼吸が止まる 750死亡確認
本日 葬儀
肺がんが大きくなり気管を圧迫して息がしにくくはなっていたが
実際酸素吸入をすると95以上になっており直接の死因ではなさそうだ。
一昨日の血液検査から肝臓の数値が悪い事が分かるが原因は不明。
ただ、血栓などの可能性は常にはらんでおり、直接的な死因かもしれない。
緩和病棟の対応と処置はとてもよかった。
ここに入れていただき本当に良かった。
緩和ケア病棟では本当に延命措置をやらない。
入所の時に念押しされた。
痛みは和らげるが措置をしない。
死んでいくことを、自然に受け入れる。
心拍や脈をとる機械などない。
それを実感した。
父は病院から家に戻ってからは緩和病棟の方が居心地が良いといっていた。
とてつもなく優しい看護婦さんたちに囲まれ、女の人が好きな彼は楽しかったろう。
父のプロフを入院前に聞いてくれて、それにふさわしい介護をしてくれたと思う。
彼をもち上げて機嫌をとる事もしてくれた。
死亡後も、色々な看護婦さんが涙を浮かべ顔を見に来てくれて声をかけてくれた。
遺体を拭く作業も本当に時間をかけて丁寧にやっていただき、
葬儀屋曰く「あそこできれいにしてもらうと他にすることはない」との事だった。
死が日常であろう病棟で心を尽くしてくれた皆さん、
短期間でしたが本当にありがとうございました。
おかげでベストな最後を迎えられました。
ね、お父さん。