【Mr.ばろく】渡辺いっけいさんの誕生日!
本日、10月27日は、カノンの父・巫崎ばろくを演じられた、渡辺いっけいさんの49回目のお誕生日です。
誕生日、おめでとうございます!!
思えば、いっけいさんと筆者は、寅年生まれの同い年だったんですね(^^ゞ 今さら気付くとは何とも鈍くてお恥ずかしい(*_*)
さてさて、「巫崎ばろく」というネーミングに関しましては、以前にもどこかでご紹介させて頂いたと思うのですが、「カノンの父」ということから、「カノン奏法」を生み出した「バロック音楽」にそのお題を頂いた感じです。
とは言え、「ばろく」という名前は、珍名と言えば割と珍名だったため、名付ける際には「本当にそれでいいのか?」、と迷っていました。
因みに、ばろくが初めて登場する、第15話のシナリオでは、カノンの父は「巫崎興造」という役名になっていました。「興造」という名は、元・地方議員で、ちょっと頑固な父親というイメージから付けられたものでした。
名付けに迷いつつも、「『ばろく』も捨て難いな」と思っていた筆者は、いっけいさんと、衣装合わせで初めてお会いした時に、「興造の名前には、実は『ばろく』という別案もあったりするのですが、いっけいさん的にはどちらがいい感じですか?」と尋ねてみました。
すると、いっけいさんは、その珍名ぶりをひとしきり噛みしめられた後に、少しの間、沈黙され、そして最後には「……ばろくで!」とおっしゃられたのです。
こうして、カノンの父は、いっけいさんによって、めでたくばろくと名付けられたのでした(^^ゞ
ぶっきらぼうにしか接することができないために、娘には気持ちが伝わりづらい、という「昭和な父」、ばろくでしたが、着飾らない生き方のいっけいさんだからこそ、実在感が表現され、同時に人に優しいいっけいさんだったからこそ、娘への愛も滲み出たのではないかと思っています。
正に、いっけいさんあってのばろくだったなぁ、と心から感謝しています。
ということで、お誕生日記念、恒例のプチフォトギャラリーをお楽しみ下さい(^-^)b
シリーズが折り返す頃の、第15話から登場するばろく。カノンにとっては現実主義者に見えたばろくですが、その厳しさは「優しいこと」と「甘いこと」とが違うということを知っていたから、だと思います。
第15話より。自らの歌で多くの人を幸せにしたいという志を持って上京したカノンが、歌を諦めて生きている。そう思ったばろくは、カノンのキーボードを粗大ゴミとして扱う、というショック療法で、カノンにそれを気付かせようとしました。
第20話で突然、「再婚」の可能性を切り出すばろく。ばろくはばろくで、実の娘と向き合うのが下手なのでした。赤いパジャマがオヤジっぽくてカワイイですね。
再婚相手と考えていた女性・あかりとカノンが図らずも意気投合し、どこか居心地が悪い感じのばろく。いっけいさんの表情が何とも言えません(^^ゞ
そして、意中の人、あかりにプロポーズしたものの……。
ヤケ酒をして帰宅したばろくは、何とも侘びしい感じでした。想い合ってはいても、人それぞれに幸せの形は違うんだ、という感じの切ないシーンでした。
第21話では、酔い潰れた翌日の朝にばろくとカノンが会話するシーンがありました。尺の関係で残念ながらカットされましたが、提供バックの映像として使われました。
そのシーンのメイキング。
因みに、シナリオでは、そのシーンは、カノンの部屋でのやりとりとして書かれていました。
ふられたばろくも、ふったあかりも、どうしていいのかモジモジでしたが……。
ばろくやあかりの善意によって救われてきた老人たちが、カノンやタイヘイの協力のもと、ばろくたちの幸せを祈って、2人の背中を押してくれたのでした。
現実の中では、必ずしも綺麗事は通用しないけれども、綺麗事を信じて生きるのは、すごく素敵な生き方だ、ということを「心の日めくりカレンダー」で明かすばろく。第23話より。
第24話でも、没となったシーンがありました(*_*) カノンが実家に帰省した直後、ばろくが近所から戻って、ショウタと顔なじみであることを告げ、一方カノンは、羯磨山にある奉臣岩にタイヘイと共に出向くことを話すシーンでした。
叔父である、小畑良策とカノンの成長について語り合うばろく。
カノンはばろくに、ばろくはカノンに支えられながら、互いの幸せに少しずつ近付いていくのでした(^-^)b
いっけいさんならではのばろくを演じきって頂いたことに坂本太郎監督から感謝の花束が贈られました。
2009年11月15日に角川大映スタジオで行われた撮影会より。信念を貫きながら、逞しく生きるばろく。そのバイタリティの元は、健気に生きる人々へのさり気ない愛であることをいっけいさんは表現してくれました。
同日に撮られたレギュラーメンバーの集合ショット。自己紹介をするショウタこと鈴木福くんを見守るいっけいさん。
ちょっとおどけたりしながらも、淡々と、けれど、どっしりと生きる憎めない父。ばろくといっけいさんは、近い存在に思えます(^-^)
■渡辺いっけいさん所属事務所HP内のプロフィール
http://www.iijimaroom.co.jp/profile/watanabe_ikkei.html
■渡辺いっけいさんのカノンブログ登場史
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10896467475.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-11004907056.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-11016153705.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-11020580219.html
(高寺)