聞いただけでも想像を絶する状況で、恐ろしいどころの話ではないように思います。
宮城県の陸上自衛隊に勤務する男性隊員が、上官らから繰り返しセクハラやパワハラを受け、PTSDなどを発症したとして仙台地裁に損害賠償を求める訴えを起こしたという裁判。
この男性隊員は、2006年の入隊後から2024年までの間、先輩隊員からキスを強要される、女装を強要される、工場に設置したクレーンで吊り上げられ、数mの高さに数十秒間吊り下げられるといったハラスメントを繰り返し受け、PTSDと診断されて一時入院したそうです。復隊後も、問題の先輩隊員と業務で関わりうる部署へ異動になったそうで、昨年12月に公務災害を申し立てても、駐屯地の聞き取り調査が不当に長引いていると訴えているそうです。
今もこの男性隊員は、通院を余儀なくされているそうで、「組織の不誠実な対応に不信感がある」と記者会見で話したそうです。
元女性自衛官の性加害の問題があったり、自衛官幹部を養成する防衛大学校で、元防衛大生の男性が上級生からいじめを受け、適応障害で退学を余儀なくされたという問題も起きており、それ以外にも自衛官や自衛隊員が裁判を起こす事例がいくつも起きている中での今回の問題。もはやいじめどころの話ではないように思います。精神的に追い詰められている中で、裁判を起こすことになったこの男性隊員は、かなり勇気のある決断をした、と言ってもいいのかもしれません。でも、裏を返せば、自衛隊側は何も対処してこなかったことの表れのように思います。
こうなってしまうと、自衛隊は、ハラスメントの嵐で、暴力ばかりはびこっている組織としか言いようがなく、「ウルトラブラック企業」以外の何物でもないように思います。いや、自衛隊は企業ではないので「ウルトラブラック自衛隊」と言ったほうがいいのかもしれません。こんな組織に入ったら、複数の人からいじめを受けること間違いなし。
自衛隊員が不足していると言われているけれども、こんな実態の中では、自衛隊員や自衛官になる人など誰もいないように思います。そもそもこんな組織に何も期待できることなどありません。
こんな実態があるなら、自衛隊も防衛省も、税金の無駄でしかなく、即刻解散してもらいたいと思います。