今に始まったことではないとはいえ、こういった言説は、当事者に恐怖を与えるばかりだと思います。
このブログをご覧の皆さんにはすでに公表しているのですが、自分は、ASDとADHDの診断を受けています。
そんな中で、政党のトップが編著に関わった党の書籍に、「発達障害は存在しない」「発達障害の大半は子どもの個性に過ぎない」と記載していると報じられた問題がありました。
すでに日本自閉症協会や日本発達障害ネットワークなど、関係団体が抗議しているのですが、党からは「間違いがあり絶版にした」と釈明したものの、発達障害に関する個別の記述については言及していません。
さらにこの党のトップは「LGBTなんかいらない」「性は男と女しかない」などとアメリカ大統領のトランプと同じことを発言し、こちらも当事者団体が抗議する事態になっているそうです。
自分自身、ASDやADHDというような発達障害を好きで抱えているわけではないのに、こういった考えを持っている人がいることに憤りを覚えます。
個人的には、真っ先に「存在自体が否定された」と思っています。あまりにも根拠のない言説ばかりで脅威に感じています。それを鵜呑みにしている人たちが少なからずいるようにも思えてなりません。
関係団体や当事者団体から抗議を受けても、まともに取り合う様子もない人たちが、政治の世界に入り込む事態になってしまいました。実際、この党からは、今回の選挙で14人当選しています。
こういった差別的な物言いで、自分たちの存在自体が消されてしまい、余計生き辛さが強くなりかねない恐さを感じています。これは、自分だけではなくて、発達障害を抱えている他の当事者の人たちや、LGBTの人たち、それ以外の障害を抱えている人たちも、同じ気持ちに違いありません。
こういった党や政治家の発言をチェックしている「ファクトチェック」を行っても、その活動自体に批判的になっている風潮が強まっていることにも脅威に感じます(実際アメリカでは、ファクトチェックの活動に対して懐疑的な見方や批判的な意見がメールやSNS上での書き込みで増えている、というNHKの報道もあります)。
アメリカのみならず、日本でもこういった分断が広まらないか心配です。また、こういった差別的な言説で、かえって発達障害やLGBTやそれ以外の人たちへの風当たりが強くなることをとても恐れています。
こんな差別的な党や政治家は、さっさと消えてくれたらいいのに。