街中でよく目にする街頭アンケートも、とうとうこんなことに悪用できる時代になってしまったのでしょうか?
街頭アンケートで得た個人情報をもとに、若者に物件の購入を勧めた上で、ウソの内容で住宅ローンを申請させて融資を引き出したとして、不動産会社の役員や元社員ら3人が捕まったという事件。
この3人は、20代の男性に対して、自分たちが取り扱う神奈川県横浜市内のマンションの購入を勧め、投資目的ではなく、居住用と偽り、低金利の住宅ローンを申請させ、この虚偽の申請により、金融機関から2900万円の融資を引き出したそうです。
また、東京の秋葉原などの街頭で、年金や生活についてのアンケートと称し、年収や電話番号などの個人情報を聞き出していたそうで、関係先から6600人分のリストが押収されたそうです。
個人的には、東京の駅前で「名刺交換をしてください」と新卒の社員らしき人たちが、いきなりサラリーマンに声をかける光景を連想しました。アンケートと名刺という違いこそあるとはいえ、氏名や住所、電話番号などの個人情報を相手に渡す、という意味では同じで、名刺を渡したら最後、会社に営業の電話が多数かかってくるというケースが、ネット上のコラムに載っていました。
ビジネスマナーとしては、名刺は「自分の分身」みたいなもので、むやみやたらに相手に渡すものではない、と新卒で入った会社で教えられたのを覚えています。
アンケートも、これと一緒なのかもしれません。下手にアンケートに答えたがばかりに、今回のような犯罪の被害に巻き込まれたら、目も当てられないように思います。
今回の事件では、個人情報をアンケートで答えてしまったがばかりに、投資用の不動産の購入を執拗に勧められ、担当者が契約を結ぶまで何時間でも帰らない、契約を断ると、「訴訟を起こす」などと言い、恫喝してきたケースもあったそうで、東京都消費生活センターでは、「街頭で個人情報を聞かれた場合は、ほぼ100%何らかのセールスがあると考えてほしい」と話しているそうです。
今回のような事件が起きてしまい、街頭アンケートも信用できなくなってしまったように思います。あとは何を、そして誰を信用すればいいのでしょうか?