あまりにも超閉鎖的 | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

能登半島地震の被害が出た石川県の珠洲市や輪島市など、広い範囲で大雨特別警報が出ており、被害が出ているようです。心よりお見舞い申し上げます。
そんな被害の出ている地域で自衛隊が復旧活動に当たっているようですが、そんな自衛隊の中の自衛官幹部を養成する学校の実態はこんな感じなのでしょうか?

神奈川県横須賀市にある防衛大学校で、昨年4月に入学した男性が、上級生から指導の域を超えたいじめを受けたとされ、適応障害となったという問題。これはTBSが報じています。
この防衛大学校では、4年間寮生活を送り、自衛官幹部を養成する学校で、学生といえども、立場は国家公務員で、学費はかからず、ボーナスも出るそうです。
この男性は、寮生活の中で、内線を走って取りにいかないと上級生に怒られることがあったそうですが、それだけでなく、罵声や扉を叩かれたり、いたずら電話がかかってきたりするなどして、昨年11月に不眠や食欲不振が続いているとして適応障害と診断されたそうです。
教官に相談し、8人部屋から個室に移されたそうですが、その後も上級生から「出てこい」とドアを叩いたり、上級生から「お前がなにもしてないのに給料をもらってるのがまじで納得いかない」「おれはお前みたいなやつを男として絶対認めねぇ」などというメッセージを送られたりしたそうで、結局この男性は、自宅療養を続けたまま、今年3月に退校したそうです。
こういった実態があること自体が驚きなのですが、個人的には、何のための学校なのか?と率直に思ってしまいました。自衛官幹部の養成云々以前に、他人をいじめる人を養成しているようにしか見えません。
防衛大を退校後に、この男性と母親が自分への指導記録を開示請求したものの、ほとんどすべて黒塗り、学生の懲戒処分も原則非公開と回答があったそうです。
全国で、今も学校の中でのいじめが社会問題になっているようですが、防衛大の中のいじめも、解明に後ろ向きということなのでしょうか?
自衛隊の中でも、数々の不祥事が後を絶たないようですが、こうなってしまうと、自衛隊の中だけでなく、防衛大の中までも、あまりにも超閉鎖的としか言いようがありません。
自衛隊でも、人手不足が指摘されているようですが、こういった実態があると、防衛大学校に入る人など誰もいなくなってしまうと思います。たとえ防衛大学校を卒業しても、不祥事を起こすか、周りの隊員や上官からのセクハラやパワハラの被害を受けるかのどちらかになること間違いなし。
防衛大学校は、他人の命や心を守らず「自分たちの組織や保身を守ること」だけが目的の学校になってしまったのでしょうか? こんな実態があるなら、防衛大学校なんて税金の無駄以外の何物でもないように思います。
自衛隊も防衛大学校も、即刻解散したほうがいいように思います。こんな組織に何が期待できるのでしょうか?