超大ウソつきの劇場型詐欺 | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

どう考えてもあり得ない出来事ばかりなのですが、残念ながら被害者が出てしまいました。

茨城県稲敷郡阿見町の男性が、警察官や検察官などを名乗る男からウソの電話を信じてしまい、現金9900万円をだまし取られたという事件。
この男性は、携帯電話に、奈良県警の警察官を名乗る男から「逮捕状が出ている」と話を持ち掛けられ、その後、奈良県の検察官を名乗る男からLINEの指定されたアカウントに登録するよう指示を受けたそうで、そこには、偽の逮捕状が映し出されていたそうです。さらに、検察官を名乗る男から「マネーロンダリング事件で捕まった人があなたのキャッシュカードを持っていた。捜査をしなければならないが保釈金を支払えば逮捕しない」などとメッセージが届き、結局保釈金名目で、14回にわたって現金9900万円をだまし取られたそうです。
茨城県に住んでいるのに、なぜ「奈良県警」を名乗ったのか、というところも疑問なのですが、そもそもSNS上で逮捕状を示すことなどあり得ないことだし、警察に捕まってもいないのに、「保釈金」を払うのもおかしな話のように思います(保釈金による保釈は、被疑者が捕まった後でないと出来ません)。
よく考えたら、おかしなところだらけなのですが、この男性は、気が動転していたのか、相手を信じ切ってしまい、被害に遭ったようです。それを見越していたのか、こういった詐欺事件のカモにされてしまった男性がお気の毒という感じがします。こんな超大ウソつきの劇場型詐欺事件が起きてしまったら、ひとたまりもありません。
警察官や検察官役の男にとっては、完全に「役者」になりきったつもりでいるのかもしれませんが、やっていることは、立派な詐欺。もうどうしようもない、という言葉がぴったりのように思います。
こんな馬鹿げたことをやっている男がどこにいるのか、早く犯人の顔が見てみたいです。