こんないい加減な運営実態があっていいのかという感じがします。利用者は置き去りなのでしょうか?
東京都港区に本社のある、障害者グループホームの運営会社「恵」が、組織ぐるみで障害福祉サービス等報酬を不正請求していたと確認されたとという問題。
利用者から食材費を過大に徴収した上に、残りを同社の利益としていたことが、施設職員の情報提供により判明し、総額は、愛知県内の26のグループホームで2億1799万円に上るそうです。
さらに勤務実態のない職員が働いていたように装うなどして、障害福祉サービス等報酬を複数のグループホームで不正請求していたそうです。
愛知県は、幸田町のグループホームの指定を取り消す方針を固め、今回の不正に法人の組織的な関与があったと認められれば、「連座制」として、事実上全国の他のグループホームの運営もできなくなるそうです。
個人的には、2006年に発覚した、「コムスン」の介護報酬の不正請求問題を連想しました。この時は、都道府県による事業所指定の取り消し処分が行われる前に廃業届を出すという、悪質な処分逃れが行われたことが問題になり、厚生労働省が、新規の事業者指定および事業者指定の更新停止処分を出す事態になりました。さらには、コムスンと同じグループ内の別の企業に事業譲渡しようとするなど、どこまでも悪質な処分逃れに終始したのを覚えています。
今回の「恵」の場合は、「コムスン」ほどの悪質さはないとはいえ、施設の利用者を「金儲けの道具」としてしか見ておらず、利用者置き去り、という意味では、「コムスン」と大して変わらないように思います。
この運営会社の施設の定員は2300人ほどだそうですが、実際に施設の指定取り消しがなされた場合、利用者はどこに行けばいいのでしょうか?
そう簡単に受け入れ先が見つかるとは思えず、結局立場の弱い人にしわ寄せばかり行ってしまって、利用者や利用者の家族がみんな困ってしまうように思います。
これ以上悪質な業者が出ないことを願うばかりです。