丸刈り強要 | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

いくら部員に非があるからとはいえ、こんな罰はどうかと思います。

大阪府大阪市東淀川区にある関大北陽高校のハンドボール部で、この部の監督とコーチの男性指導者2人が、部員の男子生徒に対し、懲罰的に丸刈りを強要していたという問題。
昨年3月に京都府内で行われたハンドボール部の合宿中に、食事の準備の際にミスをしたことなどを理由に、浴室で部員2人の頭をバリカンで刈って丸刈りにしたそうです。
その様子をスマートフォンで撮影した部員もいたそうですが、これ以外にも、授業中にスマートフォンを見たり、プレーでミスをしたりしたことをめぐっても、丸刈りにされた人がいたそうです。
MBSの取材に応じた元部員の母親によると、丸刈りにされた生徒は把握しているだけで5~6人いたそうで、精神的にショックを受けた元部員は学校を転校し、ハンドボールも辞めたそうです。
食事の準備やプレーでミスをしたり、授業中にスマートフォンを見たりするのは、部員側にも非があるのは間違いなく、何らかの指導が必要なのも間違いないのですが、だからと言って、どんな罰を与えてもいいわけではなく、まして丸刈りを強要するのは、人権無視もいいところだと思います。
しかも、監督や他の部員が丸刈りするのをはやし立てていたそうで、「指導者公認のいじめ」とみられても仕方がないように思います。
今年3月に保護者が学校に抗議したことで、今回の問題が発覚したそうですが、学校の聞き取りに「死ね」といった暴言や、おしりを蹴ったり頭を殴ったりする体罰もあったことも判明したそうです。
学校側は、不適切な指導だったとして、監督とコーチを厳重注意の処分にし、引き続きハンドボール部の指導を続けさせているそうですが、部員を転校させるほどのショックを与えたのに、こんな処分でいいのか疑問に思います。丸刈りされた他の部員も、ショックを受けたに違いありません。にもかかわらず、監督やコーチを代えないで指導を続けさせるつもりなのでしょうか?
監督やコーチや部員の人たちは、こんな風に丸刈りすれば、ハンドボールが強くなると考えているのでしょうか?
こんな風に人権を無視してまで、ハンドボールが強くなりたいのでしょうか?
こういった疑問に、監督やコーチや部員の人たちがどんなふうに答えるつもりなのか、聞いてみたくなりました。
これ以上学校を人権無視の場にしないでほしいと思います。