あまりにもため息が深くなっていくばかりですが、こんな事件まで起きてしまいました。
暗号資産に投資する名目で、６年前に千葉県東金市の女性から預かった４０００万円をだまし取ったとして、元オリンピックの柔道選手が捕まったという事件。
当時６０代の女性に暗号資産に投資すれば、多額の利益を得られるとして、現金４０００万円を預かったまま返さなかった疑いがあるそうです。
これだけなら、珍しくもないのですが、これとは別に、宮崎県都城市の男子高校生が、無登録で仮想通貨「ライトコイン」の売買を繰り返し、１年間で３００万円もの手数料を得たとして書類送検されたそうです。
また、愛知県名古屋市では、小学６年の男子児童が、同級生に記念メダルなどを「価値が上がる」と持ち掛けられ、９３万円だまし取られる事件があったそうで、この児童の父親が警察に相談しているそうです。
ちなみに、この「記念メダル」は、名古屋港水族館の記念メダルだったそうで、水族館のウェブサイトで確認したところ、７００円くらいで誰でも買えるものだそうです。
（個人的には、未成年が加害者の事件は、あまり扱わないのですが、あまりにも目立つ事件ばかりで、今回は取り上げさせていただきました。）
こんな風に、年齢に関係なく、大金ばかり動く時代に、うんざりするばかりです。日経平均株価が、今日（3/4）になって、史上初の４万円を超えたというニュースがあったけれども、その裏側では、こういった大金が絡んだ事件が起きていて、法律に触れようがどうしようが、「金を稼いだ者勝ち」みたいな風潮がはびこっているように思います。
そういう意味では、みんな「金銭感覚がマヒした人たちばかり」という感じがします。
そんな中で、今年から始まったのが、いわゆる「新ＮＩＳＡ」ですが、こんな状況の中で「新ＮＩＳＡ」を始めたところで、大金が絡む事件がさらに増えかねない恐さを感じます。
そうでなくても、迷惑メールで、個人情報だけでなく、口座の中の預金も全部盗み出す人たちも現れて、うんざりどころの話ではありません。
懐が寒ければ、詐欺やアポ電強盗を働く人たちばかりになってしまうのでしょうか？