人手不足と言われている牧場の実態はこんな感じなのでしょうか?
北海道恵庭市の牧場で住み込みで働いていた知的障害を持つ男性3人が、牧場の経営者家族と恵庭市を相手取り、9000万円の賠償を求めて提訴した裁判。これは朝日新聞が報じました。
この3人は、18年~45年もの間、牧場で働いていたのですが、障害基礎年金がほぼ全額経営者側により引き出され、手渡されたとしても、月に1~2回、2000円ほどだったそうです。
さらには、牧場内のプレハブ小屋で生活していたものの、水道、風呂なし、暖房は1部屋にしかない、ペットボトルにボウフラがわき、午前3時から日没まで牛にえさやりや農作業をこなし、休日はなかったそうです。
この経営者の男性が元恵庭市議会議長であったことから、恵庭市は実態調査を行わず、この経営者の男性が2020年に亡くなった後、弁護士が調査して今回の事態が発覚したそうです。
以前は、「カントリー娘。」みたいに、牧場で働きながら、アイドル活動を行っていた人もいて、大変ながらも応援していた人もいるようですが、こういう実態を見せつけられると、牧場で働いている人が全く報われないだけのように思います。
ただ単に、いわゆる「3K」(きつい、きたない、危険)だけでは済まず、「金が全額搾り取られる」「休暇がない」とさらに「2K」が加わり、「5K」という実態が浮き彫りになったように思います。
「365日24時間死ぬまで働け」という言葉を地で行く働かせ方をしているところがこんなところにあるとは驚きです。もはや「奴隷労働」という感じ。
結果的にこの牧場は、障害基礎年金目当てで、知的障害の人を働かせたようにしか見えません。この牧場で働いていた男性3人だけでなく、他の知的障害者の人をも冒涜しているように思います。
この牧場は、今年のブラック企業大賞にノミネートされること間違いなし。
個人的には、あのワタミを超えた「ウルトラブラック企業」ならぬ「ウルトラブラック牧場」だと思います。
こうなってしまうと、いくら人手不足であっても、牧場で働く人など誰もいなくなってしまうように思います。恵庭市の牛乳を飲むには、こんなことをやらなければいけないのでしょうか?