町役場が帰ってきた | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

やっと、と言うべきか、ついに、と言うべきかはともかく、帰ってきました。

 

福島県双葉郡大熊町役場が、大熊町に戻ってきたというニュース。
世間一般では10連休明けで、普段の生活に戻ってきたという感じなのでしょうが、こちらでは、8年ぶりに町内に戻ってきたうえでの業務開始です。
それまでは、やはり町内にあるJR常磐線の大野駅のすぐそばにあったのですが、福島原発事故により町外に移転を余儀なくされ、先月、町内の一部が避難指示解除になったのを機に、新しく庁舎を建設したうえで今日から業務を開始。復興がまた一歩前へ進んだのは間違いありません。
とは言え、大熊町内には、避難指示が解除されていない場所もあるし、JR常磐線の復旧は来年まで待たないといけないし、
避難を余儀なくされた小学校と中学校は、まだ町内には戻っていない…というように、「目に見える」出来事だけでも、原発事故の影響が色濃く残っていて、元の大熊町に戻るまでには、相当な時間がかかるように思います。
「原発事故のせいで大熊町には戻らない」と言う住民もいるという新聞記事をこれまでたびたび目にしており、住民にとっては、原発事故を起こした東電に対する憤りが今も強いに違いありません。それにもかかわらず、東電が今も原発に関わる経営方針に対しては、個人的には、憤りと失望を覚えるばかりです。
目に見えるものだけでも、柏崎刈羽原発の再稼働、東通原発の新規建設、東海第二原発の再稼働を目指している日本原電への支援、といった具合に、どうしてここまで今も原発に深入りするのか理解できません。東電が福島原発事故について全く反省していないのは明白だと思います。
大熊町が役場を町内に戻すのに8年かかりました。双葉町は、今も全域で避難指示が解除されていません。その原因を作った東電は、まだ原発にこだわるつもりでしょうか?