やっとのことでここまでこぎつけたようですが、これでめでたしめでたし、とは程遠いように思います。
福島県双葉郡大熊町の一部について、4/10に避難解除されるというニュース。NHKで取り上げられていました。
大熊町は、事故を起こした福島第一原発の立地自治体であり、それまで全域で避難指示が出ていたのですが、原発事故から8年経ってようやく解除になるようです。
しかし、解除されるのは、町の面積の40%ほどで、解除される地域に住民票を置いている人は、町全体の3.6%しかいないそうです。
この数字だけで見ても、完全なる事故の収束とはあまりにも程遠いと思います。それでも大熊町にとっては、復興への第一歩と考えているようです。
こんな風に大熊町の住民をバラバラにし、町に帰れなくした東電は、大熊町の人でなくても許せない気持ちでいっぱいに違いありません。
来年3月には、大熊町を南北に走るJR常磐線が復旧予定という明るい話題もあるようですが、決して原発事故が終わったわけではなくむしろ現在進行形という感じがします。
福島原発事故で町全体で避難を余儀なくされてから一部解除まで8年というのは、あまりにも長すぎると思います。
それだけ原発事故というものの被害の大きさを物語っているようにも思えますが、事故の当事者の東電は、あまりにも反省がなさすぎるように思います。
目に見える出来事だけでも、柏崎刈羽原発の再稼働を進めようとしていたり、東海第二原発の運営をしている日本原電の支援をしていたりしており、
原発事故が起きた後も、原発に過度に肩入れしているようにしか見えず、大熊町の住民への謝罪よりも「原発での金儲け」を優先しているとしか思えません。
個人的には、被災地を元通りにするだけではなく、東電が「原発からの即時全面撤退」をしない限り、本当の意味での原発事故からの収束はないと思っています。
それでも東電は、原発再稼働をあきらめないつもりでしょうか?