とても危険な仕事のはずなのに、作業員をこんな風にしか扱っていなかったのでしょうか?
東京電力の福島第一原発や、九州電力の玄海原発で働いていた元作業員が、放射能の被曝対策が不十分で白血病になったとして東電や九電を相手に裁判を起こしたというニュース。
「線量計の警告音が鳴っても現場監督が作業を続けさせていた」と話しているそうです。また、被曝を抑える鉛のベストが足りず、着用せずに作業をすることもあったそうです。
もしこれが事実だとしたら、原発での作業は、自分の想像以上に劣悪で、どんな人でもあっという間に健康を害してしまうことは目に見えているように思います。
特に福島第一原発の敷地内は、未だに放射能の高い場所があるだけに、働く人たちの管理があまりにも杜撰という感じがします。
もはや原発の作業に当たっている作業員を使い捨てにしているようにしか思えず、人をモノ扱いしているようにも思えます。
こんなことを続けているようでは、原発で働く人たちが誰もいなくなってしまいかねず、原発事故の収束すら危うくなってしまうように思います。
長い目で見ると、このような状況は、マイナスでしかないように思うのですが、今回の裁判では、東電や九電は、請求を棄却するよう求めているようです。
以前に東電で行った福島原発事故の検証ですら、官邸に責任転嫁しているものと受け取られかねない杜撰なものだったけれど、今度は、作業員の被曝管理が杜撰と言わざるを得ない状況とされるこの裁判。もはや「ブラック企業の極み」と言ってもいいくらいだと思います。
こんな状況の中でも、九電の川内原発は再稼働してしまい、今回の裁判の舞台の一つである玄海原発、新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働も考えているようです。
でも、こういったあまりにも劣悪な環境の中で再稼働したところで、待っているのは重大な原発事故であること間違いなし。
東電や九電は、作業員や周辺住民の健康よりも、目の前の金儲けにばかり執着しているように思います。これで周りからの信用が得られるとはどうしても思えません。