おもてなしの心とは相容れない | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

いくら表現の自由があるといっても、ホテルの客室にこのような物を用意するのはどうかと思います。

 

全国にホテルチェーンを展開しているアパホテルの客室に、旧日本軍による「南京大虐殺」を否定する内容の書籍が置かれているという問題。
歴史をゆがめているとして、主に中国の人たちが批判しているようです。
この書籍は、アパホテルの代表の元谷外志雄氏が執筆したもので、「南京大虐殺は中国側のでっちあげ」などと書かれているそうです。
ホテル側は、「書籍を置いてあるのは正しい日本の歴史を知らせるためであって、対応を変えることは考えていない」などと話しているそうです。
個人的には、歴史認識については、歴史学者の1万分の1も分からないけれど、こんな書籍を客席に置くこと自体がおかしいと思います。

 

本来ホテルは、お客さんに気持ちよく宿泊させるのが目的だと思います。まして、アパホテルは、日本だけでなく、海外にも展開しているホテルなので、海外からやって来るお客さんも多数いるはずです。そうであれば、どこの国のお客さんであっても、失礼のないようにもてなすことは当然だと思います。
そういう意味では、客室の中に政治的見解や歴史認識云々を持ち込むのは、失礼なことであって、おもてなしの心とは相容れないように思います。

 

3年後には、東京オリンピックが開かれ、今以上にたくさん海外からお客さんが来るのは間違いありません。
そんな中でのこの問題。海外からのお客さんを招くにあたって、あまりにも恥ずかしいことをやっているように思います。

 

2008年に、当時航空幕僚長の田母神俊雄氏が、近代日本の侵略性を否定した論文を発表したとして更迭された問題があったけれど、この論文を発表したのが、アパホテルを経営するアパグループが主催する「真の近現代史観」懸賞論文です。
今回の問題の執筆者であり、この懸賞論文の主催者である元谷外志雄氏は、こういった近現代史に並々ならぬ興味があるように見受けられるけれど、こういった懸賞論文といい、問題の書籍といい、ホテルの経営とはあまりにも不釣り合いなことをやっているように思います。
そういう意味では、元谷氏は、ホテルの経営を辞めて歴史の研究者にでもなればいいのに、なんて思います。

 

個人的には、アパホテルに泊まったことはないけれど、今後もこのホテルには泊まりたくありません。