サニーがギョンスを抱き抱え自分のベッドに寝かせた。「ほらね、君は僕の所に来るんだよ」っとサニーがいとしそうにギョンスの寝顔を見つめている。もっともっと君は僕を必要とし、もっともっと僕を好きになるから…
しばらくしてギョンスが目を覚ます。「あれ、僕…イテテ…」っと脇腹を押さえる。「目が覚めた？ギョンス相当疲れてるね、大丈夫？明日撮影でしょ？」っとサニーが言うと「えっ！今何時？」「もう１１時回ってるよ」「やばいな〜」っと言ってギョンスは携帯を見るとチャニョルやベクからたくさんの着信が来てる。「多分、探されてそうだな〜サニー、急いで縫合してもらっていい？」っと言うとサニーが「ごめん、麻酔薬持って来て無いんだよ。それ使わないと痛いってもんじゃないよ」しばらくギョンスは考え込んで「やるしかないよ、我慢するから」「分かった、準備するね」っと言ってサニーはカバンから縫合用の針と糸、消毒液、ガーゼ、包帯を取り出す。本当はちゃんと麻酔薬をサニーは持っていた。ギョンスの痛がる姿を見たい…「じゃ、始めようか」
寮では戻って来ないギョンスをみんなが心配していた。「全然電話に出ないよ…あいつまたどこかで襲われたんじゃないか？」っとベクが言う。嫌な予感しかしないチャニョルは「俺、その辺探してくる」っと言って寮を出て行く。「ねえスホヒョン、もしかしてマンションにでも戻ったのかな？」っとベクが言うと「俺もそれ考えてた。チャニョルに連絡して行ってみよう。
ギョンスヤ…もうとっくに痛み止め切れてるはず。どこ行ったんだよ〜。チャニョルは必死で探して歩いている。先生に電話してもギョンスは来てないっと言ってたし。やっぱりどこかで倒れてるかも知れない。チャニョルは不安で心が張り裂けそうだった。するとベクから電話がくる。「なあチャニョル、あいつマンションじゃね？これから俺とスホヒョンと行ってみるからお前もこいよ」
そうだ、多分マンションで疲れ果てて寝てるかも知れない！チャニョルは急いでマンションへ向かった。
「ギョンス、じゃ、始めるよ」丸めたタオルをギョンスは噛み締めサニーが消毒した傷口に針を入れた。ギョンスは痛さで悲鳴をあげる。「ごめんね、痛いよね、やっぱやめとく？多分１２針は縫わないと…」「大事だから、やって！」っとギョンスは震えながら言うとサニーが嬉しそうにギョンスの傷を縫っていく。ギョンスがあまりの痛さで失神しそうになる。何度も気が遠くなる。終わった頃には傷心しきっていた。「僕、寮に帰れそうも無いや、僕部屋に帰って寝るね、ありがとう。それと明日の仕事休むね。これじゃ無理っぽいや」っと言ってサニーの部屋を出る。ギョンスがふらふらしながら出ていく姿を見てサニーが「ちょっとやり過ぎたかな…でもこのぐらいはまだまだ序の口だよ、ギョンス。もっとこっちを見ないと僕寂しいからさ。
ギョンスが部屋の鍵を開けてドアを開けた瞬間意識を失ってそのまま倒れてしまった。
マンションの入り口でスホとベクが待っているとチャニョルが走って来た。3人は急いで部屋まで行くとドアの前でギョンスが倒れていた。そのままチャニョルがギョンスを抱き抱えベッドに寝かせた。すぐに脈を取り大きくため息をつき「大丈夫だ！」っと言うとスホとベクも安心して喜ぶ。チャニョルはギョンスの左手を見ると綺麗に包帯が巻かれてる。そっとそれを取ってみると見事に縫合してある。ギョンスはいったいどこで縫ってもらったんだ？「スホヒョン、おかしいよ！あまりにもギョンスが変だよ！」っとチャニョルが言う。「え、何が？」「だってギョンス、転んだって言ってたけど、この傷まるで刃物で切られた見たい出し、スタジオで見た時包帯の巻き方だって素人の巻き方じゃない。そしてこの縫合だって見事なんだよ。これだと傷が残らないほどうまい」するとギョンスがうなされながらうわ言で「サニー、サニー、痛いよ、やめて…」っと小さな声で言う。それを聞いたチャニョルは…
続く