『天霧家事件』 太田忠司  感想





少年探偵、狩野俊介シリーズ第7作目です!今回はどんな事件なのでしょうか音譜


【あらすじ】


俊介くんは、お友達の別荘に遊びに行っているため、今回は野上探偵だけでの調査となります。


ある日、野上探偵事務所に、全身黒ずくめの女性がやってきます。


彼女は「鈴木道子」と名乗り、人を探して欲しいといい、写真を見せます。「少年時代の夫の隣に映っている、少年を探して欲しい」それが道子の依頼でした。


野上探偵は写真の校章から、俊介の学校の人間だろうと気付き、昔からこの学校にいた女性を尋ねることにしました。


しかし、女性はその少年について話したがらず、調査は難航します。そこで今度は鈴木政秀、つまり黒ずくめの女性、鈴木道子の夫の家に赴きます。


そこで鈴木政秀の母親に会ったのですが「政秀は独身であり、その写真は家に来た女が盗んだものだ」というのです。


野上探偵は「鈴木道子」と名乗った女性と話すため、喫茶店に行きますが、なんとそこで「鈴木道子」は毒殺されてしまうのです。


「鈴木道子」は偽名であり、本名は「天霧瑞江」、この界隈を支配する天霧和馬の娘だったのです。


さて、毒は即効性のもので、店が運んできた水の中に入っていました。つまり、状況から見ると野上探偵か、店の人間が水に毒を入れた、ということになってしまいます!


身柄の拘束を逃れた野上探偵ですが、今度は天霧和馬から「娘である瑞江を殺した犯人を暴いて欲しい」と依頼を受けます。


天霧和馬の遺産を巡り牽制し合っている人間達。彼らの中の誰が犯人なのでしょうか。



【感想】

今回は俊介くんではなく野上探偵が推理、解決します。「もしかして、こうかな?」と考えたことは当たっていたのですが、全てを解くことはできませんでした汗うさぎ


今回の事件は「俊介にあまり話したくない事件だった」と野上探偵は語ります。確かに人の欲、弱さ、あまりにも簡単に命を奪う犯人達。なかなか怖い物語でした。