2018年公開の映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を視聴。
※公式サイトより
吃音?なのかな、母音が最初に来ると中々発生できない女の子大島志乃ちゃんが、入学した高校で出会う孤高の女子、加代ちゃんに誘われて2人でバンドを組むお話。
実は加代ちゃん、音楽好きな音痴。
志乃ちゃん、話せないけど歌える。
補い合う関係でグングン仲良くなっていく2人を見てるのめちゃ楽しい。
ところがそこへ、空気読めなくてクラスで浮いてる男子、菊地が混ざっちゃったことで志乃ちゃん、固く心を閉ざしてしまう。
そこからのラストまではあんまり楽しくなかった。着地点がどこなのかも良くわかんない。
加代ちゃんが1人で文化祭のステージでオリジナル曲を歌う、それを聴いた志乃ちゃん会場は飛び込む、思いの丈を全くどもらないで話す。
で、志乃ちゃんの理解者はクラスに出てくる、終わり、みたいな。
志乃ちゃん、加代ちゃんと仲良くなる時はあんなにぐいぐいだったのに、菊地に対して心閉ざすのはともかく、加代ちゃんにも思いを伝えられないのはなんなん?独白で自分から逃げてた、ってのはわかるけど、キャラ違いすぎない??
と違和感あり。
キャストの若者たちはめちゃくちゃ演技うまかった。おかえりモネの妹、みーちゃん役の蒔田彩珠ちゃんなんて、ほんとあの役と別人級、どっちも役の人にしか見えないし、主役の南沙良ちゃん(てか、2人とも漢字違ってたらごめんなさい)も、鎌倉殿の大姫の不思議ちゃんっぷりとは別人だ。
萩原利久くんは安定のうまさ。
いやなんか、いい映画っぽい感じなのに、私の読解力が無さすぎてなのか消化不良で終わっちゃいました。
まあ、青春時代を思い出せて楽しかったけどね
文化祭とかあんな感じだったよなぁ、と。(舞台が1993年だったから)
来た音のかた、母音からがダメ、ってそう言えば聞いたことあったな。友人のお子さん。
本人も辛いけど親も辛いんだよね、なんとか治そうと頑張ってしまう。でも大きくなってくると心配する親のこともなかなか鬱陶しくなったりするよね。困ってんのはお母さんじゃなくて私なの!!みたいなね。お母さん普通に喋れるんじゃん!!て。
その辺りもリアルでした。
時代設定が昔なのも、今なら周囲の理解もそれなりにあって、あんなあからさまなからかいとか、担任教師の的外れっぷりはあり得ないからなのかもなぁ。