妙に静かで広い後部座席にひとりおさまる。

駐車場を出る時に、ふと見上げると2階の角にガードマンらしき人が

立っているのが見えた。

手にしてるのは。。モデルガン。。ではないんだろうなあ。。

ここが日本ではないことをあらためて肝に命じる。

「高速道路を使って、だいたい1時間半くらいかかります」

助手席のガイドさんと目的地の確認。

J○Bを通して、サンタモニカサーキットの住所とネット上の地図を連絡してあったが

ガイドさんも運転手さんも行ったことはないので

ミサノに着いてから少し探すことになるという。

ま、そんな大きな街ではないし大丈夫だろう。

「なにか。。レースとかイベントがあるんですか?」

いえ、そーいうわけではなく。

もう少し細かく言うと、そのサーキットの外に出来た新しい道路を見に行きたいのです。

「??」

カバンから本を取り出し、簡単に説明する。

「あの、ご親戚の方かなにか。。」

いえ(笑)ただのファンです。

「じゃあ、直接お話したこととか。。」

一度もありません(笑)

そーいうことが素直に出来る年齢でも、性格でもないしなあ。

だいたいその手の欲はなかった。

ただ本当に、走るのを観ているのが好きだった。それだけだった。

もっとも、それだけの理由で大枚はたいてここまで日帰りする酔狂さを

理解してくれとは言わん。

自己満足だから、いーのだ。

あと、あんまり急にいなくなってしまったヤツが悪いのだ!(笑)

高速道路自体はどこの国もあんまり変わらない印象。

それでもどんどん後ろに飛んでいく景色の色合いが

全体的に茶色くて、ちょっと意外だった。

イタリアでも田舎はこんな感じなんだなあ。

と、道路わきのGSの看板に目を奪われる。

わああ、Agipだ!カッコいいー写真撮りたいー。

でもそれはあまりにも馬鹿に見える(だいたい走行ちゅうなんだから不可能)

ので自粛。

だって日本で例えば「ENE○S」の看板見て興奮する外国人いたら

やっぱ引くもんなあ。。(笑)

自粛した後はなんとなく気が抜けて、眠気に襲われる。

今朝早かったもんなあ。。

あんまりみっともない姿をさらさないように。。と思ってはいたが

何度もガクンガクンと頭が揺れた。。しかもあおむけに。。

我ながらものすごい寝方。十分みっともないって。。(泣)

予定より短い時間で高速道路を下りる。

少しでもミサノでの滞在時間が延びるのはありがたい。

とりあえず、住所を頼りに車を進めたらしいがどーも違う場所に。

勇気ある撤退(笑)

違う道をうろうろして、家庭経営という雰囲気のカート場にたどり着く。

運転手のおっちゃん、車から降りてカート場の奥さんらしきひとに道を尋ねる。

しばらく話をして、ニコニコしながら戻ってきた。

場所がはっきり分かったらしい。おお、よかったよかった。

運転席側のドアを開ける前に、窓越しにニカッと笑顔でサムアップ。

つられて笑ってしまう。いいおっちゃんやな~。

ミサノの街中に向かって走らせる。海岸が近い場所。リゾートホテルが増えてくる。

ああ、近い雰囲気だな。

わくわくしているうちに、ほどなくサーキットに到着。

壁沿いの土ぼこりの舞う道の途中に、ゲートともぎり用のボックス。

また運転手さんが下りて行って「大治郎通り」の場所を確認。

もう1本東側にあるとのこと。

「サーキットの中まで、入ってみますか?」

入れるんですかね~?可能なら後で入ってみたいです。

とりあえず最初に目的を果たそうということで移動。

数十メートル走ったところで、すぐに道路標示が目に入った。

「viale daijiro kato」

ついに到着。