
『大学無償化』はやめたほうがいい
今このブログをご覧いただいている方は
きっとどこかで『大学無償化』という言葉を
聞いたことがあると思います
人生の三大支出ともいわれる教育費ですから
『無償化』というと
すごく魅力的に聞こえますよね
でも、学費関係の仕事をやっていて思うのは
『無償化』はやめたほうがいいということ
なぜなら稀にですがいらっしゃるんです
『え?学費タダになるんじゃないの??』
とおっしゃる保護者の方
いやいや
タダにはならないですから
ご存知の方も多いですが、
『大学無償化』とは『高等教育修学支援制度』のことです
実態はタダになるわけではなく、
決められた支援区分に応じた減免です
しかも減免には上限額があるため
全てが免除されるわけではありません
また、あくまでも
減免されるのは入学金と授業料のみ
上記のほかにも、特に私学は
・施設設備費
・実験実習費
・学生健康福利費
・図書拡充費
・学友会費 などなど
名称は違えどさまざまな費用が必要ですが
当然これらは満額自己負担となります
たとえば
ある有名私大の理系学部で
・入学金 20万円
・授業 158万円
というところがあります
なお、
最も支援が受けられる第I区分の減免上限額は
・入学金 26万円
・授業料 70万円 となっています
これを踏まえると、
第I区分であっても減免されるのは
入学金20万円+授業料70万円の合計90万円
つまり
少なくとも88万円は手出し金となります
ここに入学金・授業料以外の費用を乗せると
減免対象であっても100万円以上必要
ということはめずらしくないのです
時々ネットのマネー相談記事なんかで
『大学無償化を利用したとしても
教科書代くらいは用意したほうがいいですか?』
という質問を見たりしますが
驚き過ぎて声が出ない
釣りだとは思うけど、本気だったら
お子は進学を諦めないといけないかも…
『無償化』と言ったほうがインパクトがあるから
あえてこの表現にしているのかもしれませんが
誤解を生まないためにも、きちんと事実にあった呼び方にしてほしいものです



