●子育てというのは、本質的には全部非言語です。(説得とか物理的なものはほとんど力を持たない)
お子さんのスポーツを応援していらっしゃるクライアントさんが、セッションにいらっしゃいました。
1年くらいをかけて、心身を徹底的に見直して行きつつ、メンタリングも受けられています。
クライアントさんがおっしゃるには、「自分がいかに呪われていたか」が、観えてきていると。
素晴らしいことです。
「子供を応援する」というと、聞こえはいいですが、実際に本当の意味で「応援できている親」というのはごく一部です。
無意識レベルの話で言えば、子供が結果を出すことによって、自分の承認欲求をなんとか満たそうとする。
そのためなら、全てを犠牲にしても構わないという、呪い。
実際に、親の持つ呪われて暴走した「承認欲求」というのは、どこまでも、満たされることのないものです。
むしろ、子供が結果を出せば出すほど、親はその感覚に中毒していく。
決して満足することなく、もっと、もっと…と、エスカレートし続け、最終的には子供を壊してしまう。
「お前のために、親はどれだけ犠牲になっていると思っているんだ」
「お前のためにやってやっているのに、なぜそんなにやる気がないんだ」
そんなふうに、「子供を応援する」なんていうのは大義名分で、実際は親自身が、満たされたいだけ。
子供にhave toを押し付け、強要することが、教育だとすら、思っている。
そして、そうやって育てられた子たちは…
次、自分が大人になった時に、全く同じことを次の世代の子供に、やり始める。
DK WORKSで「人類の負の連鎖」と呼んでいるものです。
その負の連鎖は、今の時代、末期症状となりつつある。
政治家たちは、ほとんどが第二世代です。
彼らは期待され、金をかけられ、親の期待を裏切らないことがGoalであり、「政治家としての使命を全うする」というような、抽象度の高いGoalというものを、持てずにいる。
とにかく、ポストにしがみつき、政治家であり続けることがGoalとなっている。
そのために、不正を隠し、不正を認めず、責任を取らず、コメントを差し控えることで、Goalを達成し続けようとする。
「政治」というシステムそのものが、機能しなくなる。
世の中は、末期状態と言えます。
これも、元を辿れば、人間の持つ承認欲求を、暴走させた故の結果だと言えます。
我々人類は、この「呪い」に、打ち克つ必要があるのです。
承認欲求が悪いわけではありません。これが「暴走」することで、人間は大切な人すら、破壊してしまうということなのです。
その人の脳内の臨場感が、無意識的に「承認欲求を満たし続ける」ことに乗っ取られるのです。
そして、子供の教育というのは、その暴走を「この子のために…」と、正当化しやすい。
自分の暴走であるにも関わらず、子供に責任を転嫁しやすい。
それが、現代の親子が持つ闇です。
DK WORKSのクライアントさんたちは、そうした自らの内側に潜む呪いを、きちんと観測できるようになってきています。
成長しています。
彼らは、コツコツとワークを実践しながら、セッションで着実にヒントを掴み、抽象度をあげてくれています。
その結果、お子さんとの関係性も書き換わっていき、結果として、お子さんが良い形で成績が上がったり、身体が治ったり、プレーヤーとして成長し始めたり。
ポイントはここでも「臨時感」なのです。
これらを心身で理解し始めると、マインド・ボディ・コーディネーター(心身の書き換えのプロ)としても、飛躍的に成長できます。
マインド・ボディ・コーディネーターの仕事というのは本質的に言えば、クライアントの臨場感を書き換えるということだからです。
DK WORKS Goal達成のための心身を創る「マインド・ボディ・コーディネーション」