イギリスから | @DAVID

イギリスから


バックウォッシュという雑誌のカメラマンが来日していて, 今、テイクケアしている。


この雑誌はサーフィンの雑誌なんだけど、ちょっと分厚く、芸術的なコア雑誌で、今回は50ペ—ジも日本特集を組むことで来日した。

今回、日本を紹介する中にあの村上春樹氏も含まれ、日本の文化を多方面から特集を組むと言う。


これはいつも昔から言っている世界の中で日本が注目されはじめているということである。


この日本ブームが到来することに僕は早くからきずいていた。


まだまだこれからで、もっともっと凄いことになる。

これは、僕が凄いとかじゃなく、あれだけ子供の頃から世界を旅し、日本とヨーロッパの血で生まれて、今度は先見の目を養う波乗りを仕事にしたら、いろいろ世界の動向がわかるのは必然のことなんだぁ~。


ただ自分の中での問題は、先読みし過ぎて、それがなかなか日本で理解されないということである。


原発のことや、スポーツ団体は1つのほうがいいとか…。


僕は、10年前からASPとJPSAの統合を望んでいて、そのほうがいろんなメリットがあることも知っている。


まぁ、話は長くなるので…話を戻して…おととい鵠沼で初対面後、一緒に東京湾をくぐり、きのう美しい勝浦を見せた。


きのうは、偶然にも部原でオ—ルドマンクラシックの大会があって、普段は顔を出さない自分だったが、彼(クリス)と顔を出し、いろんな人達と交流を共にして、日本のサーフィン先駆者の先輩といろいろな話をした。


夜は、引き続き御宿のホテルでパーティーがあってそちらにも参加した。


パーティーはしゃいだから苦手だけど、最近はいろんな人達と交流することにしたんだぁ~。


特に勝浦に移り住んでもうすぐ20年にもなり、地元の人達にもだいぶ知り合いが増え、僕の中ではここ勝浦が故郷になる。



クリスは2児の父で、イギリスの田舎育ちで凄く真面目でとても頭が良く、僕の話を本当に理解してくれた。



話した内容は、なぜ日本人が世界の中でもずば抜けてものづくりが得意なのかとか…アメリカとの第二次世界大戦のこと…これからの中国のことや…これからの日本のこと。


そして、一番話をしたのは当然、3・11や原発のことで、この雑誌で自分の体験ストーリーが紹介される。

逆に僕が聞いたことはやっぱりあのEU離脱問題のことで、クリスが言っていたことは、島国のイギリスの年輩の人達は、移民を嫌うという。


僕が、『文化の違う移民を受け入れる時、なんで?数を制限したり、もめごとをなくすために段階的に講習みたいな…イギリスの文化に馴染む教えみたいなことを数日やってもいいんじゃない』と聞いたら、『EU全体のルールがあって、勝手なことができないだぁ~』みたいなことを言っていた。


僕は、『いきなりすぐ入国したら、もめるよ』と言ったら、『そうなんだよ』と言っていた。


まぁ、人間は年を取ればとるほど、動物本能の縄張り意識が芽生え、特に島国はなおさらで、…。



そして、クリスは今日、新幹線で福島に向かい、レンタカーをして福島をまわると言う…僕は、知っている情報をすべて与え、福島の人達の感情を逆なでしないようにとアドバイスした。

ただ、こうも言った…『1つだけ確かなのは、本当はみんな原発を憎んでいるのと同時に福島の人達は生きていかなければならないと』。


クリスは、『わかっている』…イギリスにも再処理ががあり、海に放射性物質が垂れ流されている、そして、首相が変わるたびに原発を推進したりする、まったくもって不可解な政治システムだよ。

 

と言った。