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ソケットリフト

今回は骨の薄いところに、インプラントを埋入する術式のお話です。



インプラントは骨の中に埋め込みます。インプラントがしっかり骨の中に埋め込まれて、

骨と結合することによって、咬み合わせの力に耐えることができます。



しかし、上顎の奥歯の部分は、歯周病などで極端に骨がやせてしまったり、

もともと骨が薄い場合など、インプラントを埋めるのに十分な骨が無い患者様がいらっしゃいます。



なぜ、上顎の奥歯の部分の骨がインプラントに不十分になってしまうかというと、

上顎の骨の元々の解剖学的な形にあります。



頭蓋骨のその部分には、上顎洞と呼ばれる鼻腔の一種である空洞があります。

歯ぐきの骨と上顎洞の距離が近いために、骨が薄くなってしまいがちなのです。



ソケットリフトとは、その骨が薄くなってしまった上顎の部分に

しっかりインプラントを埋め込むために、骨の厚みを作っていく処置を言います。


上顎の骨にソケット状に穴をあけて、その穴に骨の代わりをする人工材料(骨補填剤)を

押し入れて、骨の高さをリフトアップしていきます。


そして骨の高さを確保したところに、インプラントを埋めます。



以下はその模式図です。















インプラント治療の流れ

今回は、一般的なインプラント治療の流れについて説明します。


診査・診断


歯を失ってしまった部位に、これからインプラント治療を予定しています。


インプラント埋入部位の骨や歯ぐきの状態を、レントゲン写真やCTで診査します。


またインプラント部位だけではなく、お口全体の咬み合わせや、むし歯、歯周病の状態、


全身状態を診査・診断し、綿密なインプラント治療計画をたてます。


実はこの段階がインプラント治療では一番大切です。





一次手術


術前の治療計画により、予定部位に局所麻酔を行い、インプラントを植え込みます。





骨結合期間 


インプラントが骨とくっつくまで待ちます。上顎で4~6ヶ月、下顎で1.5~3ヶ月です。


この期間を利用して、他に悪いところがあれば、むし歯、歯周病、咬み合わせの治療を行います。




二次手術


骨とくっついたインプラントを歯ぐきの上に頭出しの処置を行います。




型取り


インプラントの上に土台を入れて、型取りをして人工歯を入れる準備を行います。





人工歯装着


インプラントの上に人工歯を装着します。





メンテナンス


インプラントと天然歯を守って行くためには、治療後の口腔衛生管理がとても大切ですので、


担当医、担当衛生士の指導に従ってお手入れの方法を学んで下さい。


インプラントって何?

DK小室歯科グループ では院内新聞 歯ッピー噛む噛む(ハッピーカムカム)を発行しております。


今回はその新聞インプラント特集記事の内容紹介です


インプラントとは、歯を根っこから丸ごと失ってしまった部位の骨の中に植える、人工の歯根のことを言います。
その人工歯根の上に人工歯を付けて、歯として機能させる治療法です。



40年程前にスウェーデンで開発された技術で、30年程前から日本でも行われるようになりました。


またこの10年で様々な技術が開発・改良され治療法が飛躍的に進歩したことによって、
歯を失ってしまった場合の治療法の第一選択として確立されました。



従来の歯を失った場合の治療法と比較してみましょう。


インプラントによる治療


長所 ・歯を削る必要がないので、他の歯を守ることができる。
    ・固定式で違和感が少ない。


短所 ・外科処置を伴う。
    ・保険適用外で、治療費は患者様全額負担となる。



義歯による治療



長所 ・治療期間が短い。
    ・歯を削る量が比較的少ない。
    ・保険適用内で治療できる。


短所 ・違和感が強い。
    ・取り外し式なので、面倒臭い。
    ・バネがかかる歯への負担が大きく、審美性が悪い。



ブリッジによる治療




長所 ・固定式で、違和感が少ない。
    ・一部を除き、保険適用内で治療ができる。


短所 ・歯を削る量がかなり多く、負担が大きい。



以上のように、どの治療法にも長所・短所はありますが、患者様に一番いい方法を相談して決定していきます。


ご相談はお気軽に! 



院内新聞 歯ッピー噛む噛む(ハッピーカムカム)より抜粋

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