【ネガティブケイパビリティ】物事は白黒ハッキリさせられるものばかりではなく、むしろグレーが多い | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

答えを出さない


Change Talk,Change Life

"話し方を変えたければ生き方を変えろ" 


喋りは「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と 

    話をちゃんと”聴ける人”を増やす」 

「大事なのは、伝え方ではなく伝わり方」 


伝え方や話し方だけにフォーカスした 

自己満足、利己的思考は今すぐ捨てろ

大事なことは「どう伝えるか」ではなく

相手に「どう伝わったか」を考えること


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え

話し方、聴き方、生き方をイノベーション 

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事 

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です 


こんにちは! 

僕のブログに来ていただき 

本当にありがとうございます!



 読書会


喋りと思考を深めるオンライン大学

『Lifeskill Talk College』の読書会

毎回決まった課題図書をもとにして

気になったところを自由に語り合う


長く(本当に長かった)課題図書にしていた

エマソンの『自己信頼』にピリオドを打って

学生さんからの「推し」ということもあり

このたび新しく課題図書に名乗りをあげたのが


『相談の森』(燃え殻著)



言わば「問答集」ということになります


一般の方から募った61問もの相談

これに燃え殻さんが答えていくもの

以前ヒットした「生協の白石さん」も

こういうタイプではなかったでしょうか


しかも答えるのが専門家ではない

カウンセラーなどという肩書きでない

いわばいい意味で「普通の人」です

だからこそ「回答」が等身大で潔い


そう「潔い」のです


相談の専門家ではないゆえに

決して大したことは言えない

というより言おうとしていない

だからこそ回答が割り切っている


「解決に導こう」

「楽にしてあげよう」


そんな気持ちがあまり濃くない

「自分で良ければ役に立つかな」

それぐらいのニュアンスの回答

それが逆に潔くて好感が持てる


だから変に上からの目線ではないし

自分の意見を押し付けることもしない

あくまで「参考意見」としてのスタンス

肩の力が抜けた回答にほっこりもする


ただ


「解決しよう」など思っていませんから

ときおり歯に衣着せぬ物言いになって

人によっては「冷たく」感じることもある

それは決して燃え殻さんの人柄ではなく


「そういう趣旨の本」


そういう前提で読む方がいいでしょう


ただ我々が今回の課題図書としたのは

「そういう趣旨」の本だからこそです

肩の力が抜けているから本音が語られる

つまり人となりが如実に表れているのです


「そう返すんだな…」

「そう答えるんだ…」


悩みを解決するのが目的ではなく

ある意味「視点視野視座」を変えて

悩みの「捉え方」を変えるのが趣旨

だからこそ示唆に富んでいると感じた 


読んで「はい終わり」ではなくて

読後に「どう感じたのか」を論じる

それこそ様々な捉え方や意見があり

その違いを楽しむことがこの読書会


今日のスタート地点(言葉)は…


『世間』

『普通』

『一般的』


この言葉からスタートしました


まずは


「普通って何やねん?」


ここからです


いやぁ…

今日も面白い内容でした


そもそも悩みは


「結婚は早いのがいいのか?」


29歳の女性からのお悩みでした

ここから語りに語りまくって90分

最終的に行き着いた話題というのが…


「勇気と感動を押し付けるな」


延々とメンバーたちとフリートーク

「そういえばね…」から始まります


『世間』

『普通』

『一般的』


そして延々と語り合ったあげく

結論は出さないしオチもつけません

ただ自分の考えを出し合うだけです

議論もしませんから論破もされない


そうです


悶々とする


中途半端で終わりますから

物事が「ぼやっ」としたまま

それを敢えて放置したままで

時間が来れば読書会は終わりです


これです


「ネガティブケイパビリティ」


敢えて答えをださないのが答え

白黒ハッキリさせずグレーで終わる

そういう「勇気」を持つことです

モヤモヤを前向きと捉えることです


それこそ


「世間の読書会では」

「普通の読書会では」

「一般的な読書会では」


はぁ??


世間だの普通だの一般的だの…


クソくらえや!


それに拘らず縛られず揺蕩うのみ

敢えて「揺蕩う(たゆたう)」こと

これを絶対に恐れないことです

ココロを決めずに迷い彷徨うこと


我々はこの


「ネガティブケイパビリティ」


これをベースにした読書会をやってます

「今日の学びを活かして」なども言わない

それを活かすも活かさないも本人次第です

「活かせ」と敢えて強制したりもしません


仲間との対話の時間を大切にしています


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!!