【返しコメントの練習】何気ないことを何気ないままで過ごすか、その気になって過ごすかで違いが出る | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

パッとスッと


Change Talk,

Change Listen and Life


"話し方を変えたければ 

 聴き方と生き方を変えろ" 


喋りは「聴き方」と「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と 

    話をちゃんと”聴ける人”を増やす」 


「22世紀に人見知りを社会からなくす」 


トークスキルだけにフォーカスした 

自己満足な解決法に疑問を投げかける 

そもそも話し方に悩む人の原因は 

“聴き手側にある”ことがほとんどです 


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え

話し方、聴き方、生き方をイノベーション 

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事 

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です 


こんにちは! 

僕のブログに来ていただき 

本当にありがとうございます!



切り返しコメントを磨く


常にシュミレーションすること


専門学校のウェブラジオ番組制作

いよいよ今日は全体通し練習でした

まずは時間を「大幅」オーバーさせる

思う存分フリートークを長引かせます


通常「10分」番組なのですが

今日のミッションは「10分越え」

とにかく番組を10分以上にすること


つまり…


「喋りまくること」


時間を気にせず思う存分語りまくる

もちろんフリートークの台本を作成

それに則って話を掘り下げていくこと

広げるのではなく掘り下げていくのです


そのコツは当然伝授して準備はします

今日その取り組みを早速実践したところ…


まぁ、しゃべることしゃべること…


すべてのチームが軒並み「15分以上」

「大幅な10分越え」を達成しました

実は「10分10秒」は認めていない(笑)

「大幅にオーバーさせること」が目標


「小さくまとまんな!」


過去は20分近くになるチームもあった

そのためによく頑張って準備をしました

今は「準備8割現場2割」が口ぐせです

どんな仕事でもやはり準備がキモですから


そして今日はまた新たな課題も浮上

メインで喋るパーソナリティの話を聞く

アシスタントの「コメント返し力」

まだ少し遠慮からか「元気がない」


メインパーソナリティのフリートーク

その善し悪しを決めるのは「あいづち」

アシスタントたちの「聴き方」による

トークの鍵を握るのはアシスタントです


だからこそ話の聴き方に対しても

入念なアドバイスをしていきます

今日学生たちにアドバイスしたのは

あいづちのバリエーションとコメント


なかでも「切り返しのコメント」

ここを重点的にアドバイスしました


メインパーソナリティの話しに対し

「はぁ」「ほー」「へぇ」はもちろん

トークの合間に「要約コメント」を挟む

その文字数は「15文字」を目処にする


単に「そうですね」と返すのもいいけれど

時には要所要所でトークを要約する切り返し

さらにその返しにさり気なく個性を滲ませる

コメント一言だけで人となりを醸し出せる


例えば


「今日は朝から快晴で

    気持ちのいいお天気です」


こういうトークがあったとしよう

そのあとだいたい一般的な返しは


「そうですね」

「清々しいですね」


というような返しだろうか

特にこれらがいけないのではなく

もう少し気の利いた返しがあって

なおかつその人の個性を出せるのです


例えばこう


「今日は朝から快晴で

    気持ちのいいお天気です」


ときたら


「朝から布団を干しましたよ」


こういう返しのコメントをすると

布団を干しているイメージが出来る

主婦のリスナーが多いときに有効です


他には


「自転車が気持ちのいい季節ですね」


自転車に乗ってアクティブな印象

番組に自転車できているなら尚更


他には


「バイクでツーリングに行きたいです」


言わずもがなバイク乗りとすぐ分かる

バイクにまたがるシーンを想像出来ます


そのほか


「若狭湾でキス釣りをしたくなります」


これもフィッシングが趣味と分かる

砂浜で投げ釣りをする姿が浮かびます


もうだいたい感覚は分かりますね?


「そうですね」の切り返しコメント

それに変わる「気の利いたコメント」

多くは語ってはいませんが印象に残る

ともすればメインDJよりも印象的です


敢えて専門学校の学生たちには

この「一言で印象を残す」ために

「そうですね」で終わるなと伝えます

ある意味「メインを食う」ことになる


これが喋りの「相乗効果」ですね

いい意味で火花がバチバチします

お互い「そうきたか!」と思うことで

喋りのクオリティも爆上がりするのです


もちろんこれは「要所要所」ですからね

あからさまな「不必要アピール」は

逆に印象を悪くする恐れもあるため

これぞ「過ぎたるは及ばざるが如し」です


日頃の雑談でシュミレーション


ラジオ制作の取り組みは週に一度

それこそ練習は数多く出来ません

しかし「喋りの練習」は何時でも出来る

それこそどこででも出来ますからね


「その気になる」こと


つまり日々「その気になって」いれば

切り返しコメントの練習は出来るのです

友人や知り合いとの雑談でも出来ますし

ラジオを聞くと他の人の返しを参考に出来る


僕がしこたましていた練習はというと

ラジオとテレビを使いまくりましたね


例えばラジオ番組を聞いていて

DJさんがメッセージを紹介する

そのあと「返しコメント」をしますが

同時に自分も返しコメントを言います


つまりリアルのラジオでシュミレーション


テレビでも同じことが言えます

ニュースや報道情報番組だったら

キャスターがコメンテーターに話を振る

その時コメンテーターになりコメントする


これを僕は毎日毎日取り組んでいました

そしてそれを録音をして振り返りました

まずはコメントの内容はさておきでいい

目的は「瞬時に切り返すこと」なのです


いいコメントは言わなくていい

そもそも誰も聞いていないから

それよりも言葉を「パッと」出す

記憶の引き出しを「スッと」開ける


「パッとスッと」のトレーニング


毎日その気になって練習をすること

そうすれば必ず「切り返し力」はつく

コメントの内容は後からついてくる

そのクオリティは一切考えなくていい


日頃何気ない友人との雑談で

車でひとりで聞いているラジオ

家でなんとなくつけているテレビ


何気ない

なんとなく


これらの時間に「その気になる」

ここに大きな差が出てくるのです


何気ないことを何気ないままにするか

なんとなくをなんとなくで過ごすか


あなたはどっち?


「パッとスッとトレーニング」


是非普段でも実践してくださいね


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!!