【アンテナを張る】様々な情報を敏感にキャッチしていくためにはまず「アンテナ敷設工事」から始めます | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

アンテナを張る


Change Talk, 

Change Listen and Life 


"話し方を変えたければ

 聴き方と生き方を変えろ"  


 喋りは「聴き方」と「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と

   話をちゃんと”聴ける人”を増やす」  

「22世紀に人見知りを社会からなくす」


トークスキルだけにフォーカスした  

自己満足な解決法に疑問を投げかける

そもそも話し方に悩む人の原因は  

“聴き手側にある”ことがほとんどです  


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え 

話し方、聴き方、生き方をイノベーション  

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事  

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です  


こんにちは!  

僕のブログに来ていただき

本当にありがとうございます!



今年度、初鳴き


講師をする専門学校の授業

例年の授業内容を大幅変更

僕なりに大変革をしています


過去20年近く伝え続けたこと

それは本当に必要なことか?

学生たちに役に立つことか?

自分の自己満足ではないか?


何度も何度も自問自答しながら

レジュメも大幅に変更しています

授業の進め方も以前とまったく違う

ここまでの大幅変更は初めてですね


それが吉と出るか凶と出るか

もちろん吉と出るように進める

今年度は冒頭からかなりの冒険

僕も試行錯誤を繰り返しています


今日はスタジオを使いフリートーク

まずは学生がどんな喋りをするのか

「声」を聞かせて欲しくて行った

今年度一番最初の「お題」はこれです


『GWの思い出』


今日はGW最終日ですが授業開講

先週はまるまる一週間休講でした

4月末からの大型連休を過ごすなかで

作った思い出を存分に語ってもらった


ただし


単なる「これした」「あれした」

そして「どこ行った」「あそこ行った」

そんな絵日記のようなトークは要らない

お題の条件としてこういうことを伝えた


「ひとつの出来事に対して

    自分が思ったこと感じたこと」


つまり話を広げるのではなく掘り下げる

ネタを欲張らずひとネタをひたすら語る

単なる「報告」ではなく「持論」を展開

そういう内容を休み前にリクエストした


そう


「休み前にリクエスト」


これです


休み明けに今日お題を言うのではなく

休み前に喋りのお題を予め伝えておく


これが…


「アンテナを張る」


これに繋がります


どういうことか?



このお題をいわゆる「宿題」とし

「ひとつの出来事を掘り下げろ」

そう伝えておくことで意識が持てる

つまり物事の見え方捉え方が変わる


つまり


「あっ、これを話そう!」


だったり


「これをどうネタにするか?」


日頃何気なくしているアルバイト

普段何気なく見過ごしている景色

いつもの友達との何気ない雑談など

日常生活の過ごし方が変わってくる


「喋るネタを探す」から

「喋るネタを作る」になる


これがラジオパーソナリティの日常

日頃からアンテナを張っているので

人が見過ごしていることを見逃さない

自分を取り巻くすべてがネタになります


事実今日の学生たちもそうでした


例えば…


「いつもと変わらずGWは

   バイト三昧ではありましたが…

   ふと気付いたことがあったんです」


とか


「いつもなら家から出ることなく

   ぐうたら過ごすところでしたが

   今日の授業で話すことを探しに

   とにかく街に出てみました」


とか


「いつも見ているアニメ

   少し見方を変えて色んなキャラ

   ちょっと分析してみたんです」


とか


学生たちも自身で言ってましたが…


「過ごし方が変わった」と


つまり授業のトークのお題を予め伝える

それによって日常生活での意識が変わる

そうすればいつもの景色が変わったという

いや厳密に言うと「変わった」ではなくて…


「変えた」


自分自身で周りの景色の見方

そして自分から行動していた

これらはすべてネタを作ろうと

そういう思いが自分を動かした


僕は「ネタのために行動を変えろ」

そんな事は一言も言っていません

でも学生たちが必要と感じたからこそ

自発的に視点視野視座を変えたのです


まずはここからです


そりゃあトークの内容はまだまだ

改善改良の余地ばかり残してくれた

でも確かに「物事の見方を変える」

その行動をおこしたことが大きな収穫


行動が変わったからといって

すぐに喋りがガラッと変わる


そんなことは有り得ない


まずはその行動を「習慣」にすること

そうすれば喋りも右肩上がりで変化する

そのための第一段階以前の「エピソードゼロ」

喋り手としてのマインドが整ったということ


そう


ボチボチです

ボチボチでいいのです

ボチボチだからいいのです

むしろボチボチしか出来ないのです


なんでもそうだし順序があります

いきなり喋りの技術的なことではなく

まずは大切な「アンテナ敷設工事」

初期の初期という段階から始めるのです


まずはそれを学生たちに伝えました

ネタを探すのではなく「作る」こと

そのための意識を変えて行動に移す

その行動を繰り返すことで習慣にする


習慣に出来れば最高です


なので僕もボチボチでいきます

最初から飛躍的に成長などはしない

日々ゆるやかでも右肩上がりを続ける

ライバルは昨日の自分なんですからね


学生たちの切磋琢磨は始まったばかり

今年度も個性的なメンバーが揃ってる

もちろん喋りを得意としない者もいる

でも良いところもたくさん見つけました


そこ、大切に伸ばしてやりたい

そこを見守り続けていきたいですね


今日はここまで

読んでくれてありがとう

ほんじゃまた!!